女性を中心に人気のオシャレ系ハイトワゴン。ノッポすぎない車高で便利に使えることから『ちょっとそこまで』使いに便利なカテゴリーだ。
2021年9月に登場したスズキ ワゴンRスマイルは、丸目ライトを採用したかわいらしい外見に、ワゴンRユーザー待望の両側スライドドアを装備して使い勝手も抜群! 価格は129万6900円(2WD・CVT・税込価格)から!
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どこから見てもかわいい&便利な最新ハイトワゴンを吉田由美氏が試乗レポートする。
※本稿は2021年10月のものです。試乗日:2021年9月21日
文/吉田由美 写真/ベストカー編集部 ほか 撮影/茂呂幸正
初出:『ベストカー』2021年11月10日号
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■スズキ軽ラインナップに新たな仲間が!
2021年9月登場のスズキ ワゴンRスマイル。高すぎない車高にスライドドアを装備
スズキ自慢の軽自動車シリーズに新たに仲間入りしたワゴンRスマイル。全高はワゴンRより45mm高く、スペーシアより105mm低い1695mmの、ハイトワゴンというカテゴリー。
四角いフォルムに楕円形の丸目ヘッドライト、そこにシャープなクロームのグリルが加わって、可愛いだけではなくボディカラーによってはキリッとシャープにも見えます。
充実したボディカラーがポイントで、8色の2トーンが推し。私が試乗したのは新色のひとつ、インディゴブルーメタリックとホワイトの2トーン。深いブルーにルーフやサイドミラーの白のコントラストが映え、もし私がこのクルマを選ぶとしたら、このボディカラーを選ぶと思います。
■スライドドアでラクラク!
「ワゴンRにスライドドア追加!」、これが最大の強み。開口幅600mmはスペーシアと同じ。「乗り降りがラクで驚きました」と由美さん
そしてもうひとつのポイントのスライドドアは、もはや軽ワゴンの必須アイテム。大きく開く開口部はスペーシアと同等の高さと広さを確保し、リアステップの地上高は345mmと低めで乗り降りラクラク。これは嬉しい!
さらにスズキ初のパワースライドドア予約ロック機能付き。スライドドアが閉めきるまでの数秒間、その場で待っていなくてもリモコン操作ひとつで予約ロックができる。こういうシーンは日常使いで多いので、この新設定はとても嬉しい。
インテリアもこだわっています。インパネまわりは2タイプの設定があり、ダッシュボードやドアノブ周辺を囲むようにカッパーゴールドのアクセントが施されている部分もいい感じ。キルティング加工の天井がさりげないお洒落を演出。
今回の試乗車はインパネカラーパネルがネイビー。シックな色合いにカッパーゴールドのアクセントが映える
さらに個人的に好感度が高いのはシート。車内の大部分を占めるシートは大事なアイテムですが、ライトグレーのファブリックシートは一見ドット風にも見える織りで、センスのよさがキラリ。
一方、オシャレ系ハイトワゴンの先駆者ともいえるダイハツムーヴキャンバスも存在感はあり、丸みのあるデザインは独特の世界観。さすがに5年前登場なので室内装備にやや物足りなさがあるけど、ワゴンRスマイルと並べると両車の個性が引き立つから、不思議です。
■小気味よさを実感!
NAだけに急な上り坂ではエンジンの唸り音がやや気になったが、軽快に走行。フル乗車時はどんな感じだろう?
さて、ワゴンRスマイル。つい内外装に目がいきますけど、走りも気になるところ。今回の試乗車は最上級グレードのハイブリッドX(2WD)で、搭載されるR06型エンジンは現行ハスラーにも積まれる新しいもの。
スマイルのために大きな変更はないそうですが、CVTとのセッティングで改良を図り、小気味いい走りが期待できそう。
発進はまずまずですが、スピードが乗ると同時にその小気味よさを実感しました。でも、山の坂道の上りではエンジンの唸り音がやや気になります。
一方、アイドリングストップへの移行はスムーズで、これはストレスが少ないですね。また、構造用接着剤などで強化されたプラットフォームの恩恵で、少し硬めながら乗り心地はいい。走っている時も心地いい室内空間。そんなクルマですね。
ワゴンRスマイル HYBRID X(2WD)諸元
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みんなのコメント
個性が強い分、見慣れるまでは拒絶する方も多いと思うけど、購入した場合に愛着が湧きそうなデザインですね。