11月2日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで2024スーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE』の公式練習が行われ、GT500クラスはModulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)、GT300クラスはD’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)がトップタイムを記録している。
第5戦鈴鹿の延期により、例年とは異なりシーズン7戦目、サクセスウエイトありの一戦となるもてぎ大会。サーキットは金曜搬入日こそ晴天となったが、迎えた土曜予選日は予報どおりの雨に見舞われてしまった。
スーパーGTレースウイーク最初の走行となる公式練習は9時からセッションが開始された。雨は止む気配なく、路面はヘビーウエットというコンディションで各車がコースに出ていく。
その開始直後、25号車HOPPY Schatz GR Supra GTがエンジンまわりトラブルにより3コーナー手前のコース脇にストップ、早くも赤旗中断となる。セッションはその後25号車の車両回収完了後に再開されたが、最終ビクトリーコーナーで777号車D’station Vantage GT3がスピンしてグラベルにマシンと止めてしまったため、ふたたび赤旗中断になってしまう。
このタイミングで雨がさらに強くなってきたこともあり、レースコントロールは赤旗提示を継続させ、走行を見合わせることを通達した。その後雨が少し弱まったことで、9時40分にセッションが再開された。
ただ、路面の雨量はいずれにしても多い状況。再開直後には24号車リアライズコーポレーション ADVAN ZがS字コーナーへの進入でコースアウト、24号車リアライズは無事にコースに戻ったものの、最終コーナー進入でスピンを喫した2号車muta Racing GR86 GTはグラベルにストップしてしまったため、ここで3回目の赤旗中断となった。
2号車mutaの車両回収後、公式練習は9時52分から再開されたが、10分ほど経過したときに38号車KeePer CERUMO GR SupraがV字コーナーでコースアウト。車両がグラベルに止まってしまい、4回目の赤旗が提示される。
再開後も雨が弱まる気配はなく、今度は20号車シェイドレーシング GR86 GTがヘアピンでコースを外れストップしたことで、実に5回目の赤旗中断に。同時にレースコントロールは赤旗をもって混走時間帯は終了となり、再開後はGT300から専有走行に入ることを通達した。
そのGT300専有走行に入ると雨がさらに強まり、走行する車両の水しぶきは激しく、61号車SUBARU BRZ R&D SPORTは名手山内英輝をもってしてもS字コーナーでスピンしてしまう状況に悪化してしまう。その後6回目の赤旗が提示されると、公式練習はそのままセッション終了が告げられた。
タイムでは、GT300が777号車D’stationの1分58秒547がクラストップタイムとなり、2番手に1分59秒107でUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI、3番手に1分59秒705で65号車LEON PYRAMID AMGが続くトップ3となった。
GT500は専有走行がキャンセルになってしまったが、最終的に混走時間帯に1分49秒676というタイムを記録した64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTが総合首位となった。2番手には1分50秒292で100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTが続き、3番手には1分50秒466でランキングトップの36号車au TOM’S GR Supraがつけた。
2024スーパーGT第8戦もてぎの土曜日は、この後14時から公式予選が行われる予定になっているが、コンディションは現状11時の状況で天候、雨ともにかなり厳しくなっている。もしかしたら今戦もスケジュールが変更される可能性があるので、その際は随時情報をお届けしたい。
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