ヒョンデのティエリー・ヌービルとコ・ドライバーのマルティン・ウィダグは、無許可でステージを走行した人物と関係があると判断され、WRC第7戦サファリ・ラリーの総合8位とパワーステージ優勝によるボーナスポイント5点を失うことになった。
FIAスチュワードは、ヌービルがドライブする11号車のクルーと関係のある人物が、レッキ後に無許可でふたつのスペシャルステージのルートを走行したと判断した。
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ヌービルはスチュワードのヒアリングで、「特定された人物を知っていたこと、いくつかのスペシャルステージで特定の懸念事項を特定するためにこの人物にサポートを要請していたこと」を認め、自身の判断ミスを謝罪した。
FIAスチュワードは、報告書で次のように述べている。
「スチュワードは、ラリー主催者独自のコース・クラークからの報告書の結果を要約した」
「レッキ(ステージの試走)の後、許可を得ていない人物がラリー期間中にスペシャルステージとして使用されるルートを走行していることが確認された」
「その人物は無許可で私有地を走行し、2日間に2カ所でオフィシャルに止められた。スチュワードに提出された証拠により、この人物が11号車のクルーと関係があることが判明した」
「質問を受けた11号車のドライバー(ヌービル)はスチュワードに対し、その人物を知っていたこと、そしてクルーが出場する予定のいくつかのスペシャルステージにおいて、具体的な懸念事項(岩が動いた箇所)を特定するためにその人物のサポートを要請していたことを即座に認めた」
「ドライバーは状況を正直に説明し、自分の判断ミスをスチュワードに謝罪した。ドライバーはこの違反の責任を取った」
「コ・ドライバーは、困難なルートを安全に走行することに対するクルーが持っていた懸念と、何がコーナーカットにあたるのか、また主催者がレッキ後に導入したと思われるコーナーカット防止策について、彼らが曖昧だと感じていたことを強調した」
ヌービルは今回、総合8位(4ポイント)とパワーステージで獲得した5ポイントを失ったたため、ランキング2番手から5番手まで後退。ポイントリーダーのカッレ・ロバンペラ(トヨタ)とは47ポイントの差がついている。
ヌービルは総合4番手を争っていたデイ2で、左フロントサスペンションのトラブルに見舞われデイリタイア。しかし総合8番手まで挽回し、パワーステージを最速で駆け抜けた。
ヒョンデはこの決定を受け入れ、月曜の朝に以下のように声明を発表した。
「ヒョンデ・シェル・モービス・ワールドラリーチームは、35.4.2条(車両によるステージへのアクセス)違反として11号車(ティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ)をサファリ・ラリー・ケニアから失格としたスチュワードの決定を認める」
「この特定のイベントにおける道路制限の不確実性に関連してクルーが懸念を持っていたとはいえ、我々は参加者が知識を深めるために道路にアクセスするという慣習を止めるために必要な措置を講じるというFIAの立場を理解し、留意する」
「我々はFIAと協力し、ステージにおけるクルーの安全性と平等性を引き続き推進していく」
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みんなのコメント
韓国では勝つために自分の技を磨くより相手を如何にして出し抜くかが問われる国
逆にそうしなければ国民の大多数がブーイングする国だからな