MotoGP第8戦イタリアGPのフリー走行3回目がムジェロ・サーキットで行なわれた。このセッションでトップタイムとなったのは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。
ムジェロ・サーキット周辺は前日まで降雨の予報となっていたが、FP3開始時点では天候は晴れ。気温25℃、路面温度は34℃というコンディションだ。
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FP3は開始直後に、マルコ・ベッツェッキ(VR46)がターン1のグラベルに入り込んだ際にスタックし転倒。マーシャルの手を駆りて救出された。またジャック・ミラー(ドゥカティ)も、ターン8のグラベルでマシンをストップしてしまった。
セッション開始から10分、バニャイヤがターン12でスリップダウンしクラッシュ。マシンは勢いよく転がり、タイヤバリアへ叩きつけられた。なお本人はすぐに立ち上がり、ピットへ向かっている。
ドゥカティ勢の転倒はさらに続き、ホルヘ・マルティン(プラマック)がターン10でクラッシュしてしまった。マルティンにも怪我はない様子で、すぐに立ち上がった。
FP3が折り返しとなる頃にはちらほらとアタックに向かうライダーも現れ始めたが、その中で全開のアタックを見せたのはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)。1分46秒121をマークして初日の自己ベストを更新し、総合タイムでも3番手に食い込んだ。
序盤に転倒してしまったバニャイヤは、残り15分でコースへ復帰。この頃からタイム更新が相次ぐことになった。
走行を再開させたバニャイヤは早々にアタックへ入り、1分45秒393をマーク。ここまでの総合トップタイムだった自己ベストを更新してきた。ヨハン・ザルコ(プラマック)、エネア・バスティアニーニ(グレシーニ)、ベッツェッキ、ルカ・マリーニ(VR46)と他ドゥカティ勢もタイムを縮め、残り10分の段階では総合トップ10以内にドゥカティ勢6名が入る状態となった。
残り6分、中上貴晶(LCRホンダ)がアタックに向かうと、1分45秒999をマーク。総合3番手タイムに浮上した。しかしその後のアタックでドゥカティ勢が次々とタイムを更新。中上は気がつけば総合8番手まで蹴落とされてしまった。
そして残り1分最後のアタックで自己ベストを更新しつつあったバスティアニーニが、ターン15でクラッシュ。これで黄旗が掲示され、後続のアタックは中断。ここでFP3は終了となった。
最終的にFP3トップタイムとなったのはバニャイヤ。総合トップタイムもバニャイヤで、総合2番手のアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)に0.276秒の差をつけている。なお総合3番手は、マリーニだ。
予選Q2への直接進出となる総合タイムトップ10は、バニャイヤ、アレイシ・エスパルガロ、マリーニ、ザルコ、ベッツェッキ、バスティアニーニ、マルティン、ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)、中上、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)らだ。
Q1スタート組には、ミラーやスズキのアレックス・リンスとジョアン・ミル、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)らファクトリーチームのビッグネームも含まれている。
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