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GT-R 2022年モデル発表…究極の走りを追求した「Tスペック」とは何者か

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GT-R 2022年モデル発表…究極の走りを追求した「Tスペック」とは何者か

日産は2021年9月14日、GT-Rの2022年モデルを発表した。注目は「Tスペック」と命名された2台の特別仕様車「Track edition engineered by NISMO T-spec(1788万1600円)」と「Premium edition T-spec(1590万4900円)」の設定である。販売は2台合わせて100台限定の抽選販売で、抽選申し込み期間は2021年9月15日~9月29日までの2週間。抽選結果は10月上旬に販売会社経由で連絡し、販売は10月下旬からスタートする。

なお、2022年モデルのGT-R NISMO/同スペシャルエディションは2021年4月に先行公開され、8月5日の価格公開時にはオーダーの受け付けが終了している。

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Tスペックは、商品企画の責任者を務める田村宏志チーフ・プロダクト・スペシャリストのイニシャルとの説も生まれそうだが、じつはR35 GT-R開発時の開発符号「TM」にちなんだもの。時代をリードする指標としての「Trend Maker(トレンドメーカー)」と、しっかりと地面をつかむというハードウェアの考え方を表した「Traction Master(トラクションマスター)」のイニシャルに由来していた。もともとは「TMスペック」と命名するアイデアもあったという。

今回のTスペックは、「トラクションマスター」という名前の由来のとおり、どんな路面状況においても、つねにトラクションがかけられるように仕上げた究極の走りを持つモデル。トラックエディションのTスペックは、NISMOからカーボンセラミックブレーキを含む足まわりを移植。従来オプションだったカーボン製のルーフ/トランクリッド/リヤスポイラーを標準装備とすることで、車両全体で約18kg軽量化している。トラックエディションTスペックも、NISMOと同等の操縦安定性やブレーキ性能が実現できたという。

一方、プレミアムエディションTスペックは、カーボンセラニックブレーキにNISMOと同じレイズ製アルミ鍛造ホイール(カラーはブラックからブロンズに変更)を組み合わせたことで、バネ下重量が約14kg軽くなった。足まわりはNISMOとは別物で、基準車がベース。サスペンションのセッティングはサーキット走行を強く意識したNISMOに対して、ワインディングや荒れた路面でもしっかりとタイヤが路面に追従するような“いなし”の効いた味付けになっているという。

また、プレミアムエディションのタイヤサイズはそのままに、NISMOのホイールを採用したことによって、フロントホイールのリム幅が9.5J→10J(約12mm)に拡大し、タイヤの剛性がアップ。これらの変更を踏まえ、プレミアムエディションTスペック専用のサスペンションのセッティングを行っている。この結果、道路の継ぎ目や小さな段差を乗り越えた際に発生する振動が約15%低減、タイヤの剛性アップは高速のコーナリングなどでの修正操舵を50%低減させたとのことである。

ボディカラーは新色の「ミッドナイトパープル」と「ミレニアムジェイド」をTスペックに採用。この2色のボディカラーにコーディネートさせた室内カラーとしてグリーンを設定(プレミアムエディションTスペックのみ)。

そのほか、変更ポイントは、Tスペックの内外装にゴールドのエンブレム(外観前後/センターコンソール)を装着し、キッキングプレートやエンジンカバーもゴールドに変更。先述のようにプレミアムエディションTスペックはブロンズのアルミホイールを履くなど、トータルコーディネートを行っている。Tスペックのインパネ上部はNISMO同様にアルカンターラ仕様となる。

ちなみに、Tスペック以外のグレードの変更点は、アルティメイトシャイニーオレンジのボディカラーの設定がなくなったことぐらい。価格は1082万8400~1463万6600円。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

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みんなのコメント

4件
  • やっぱり夢があるな〜GT-Rは。買えないけど世の中に存在しているだけで色々な所に良い影響を与える。
  • 時間的にこれが最後のRかな。
    R36が見たかった。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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