カールトン以来のセダンモデル
ポルシェ・タイカンのライバルと目されるロータスの次世代EVセダン「タイプ133」が、今年後半の正式発表に先駆け、テスト走行している様子が目撃された。
【画像】ロータスの次世代スポーツEVセダン【タイプ133のプロトタイプや関連モデルを写真で見る】 全39枚
鮮やかな黄色、白、黒のカラーリングを身にまとい、ロータスの親会社であるジーリーの複数の新型車とともに氷や雪の上を走行している。
デザインの詳細はカモフラージュで隠されているが、大型SUVエレトレに近いものであることは明らかだ。ロータスにとって、1990年代初期にヴォグゾールをベースに開発したカールトン以来のセダンであり、2023年内にデビューする見込みである。
ロータスの命名法に基づき、「E」で始まる車名が与えられると予想されるが、AUTOCARは広く噂されている「Envya(エンヴィア)」が採用される可能性は低いと考えている。
社内コードネームはタイプ133で、スポーツ志向のEVセダンというコンセプトは兄弟ブランドのポールスターの次期「5」と似ている。しかし、ロータスのマネージング・ディレクターであるマット・ウィンドル氏は、ジーリー・グループという共通の出自を持ちながらも明確に差別化されたものになると示唆した。
ポールスター5の開発は英国を拠点としているが、ロータスにも何らかのメリットがあるのだろうか。このことをウィンドル氏に尋ねると、こう答えた。「イエスでもありノーでもあります。重要なのは個性を保つことであり、我々は別の企業なのです」
プラットフォームやパワートレインについてはまだ確認されていないが、ウィンドル氏は「ロータスのエスプリが感じられるクルマになるでしょう。もっと洗練されていて、ロータスがパフォーマンス・ラグジュアリー・ブランドとして目指していることの中でも、さらにラグジュアリーな方向に向かうものです」と述べている。
ロータスとポールスターの今後の協力関係については次のように説明した。「ジーリーは、兄弟会社やサードパーティー、サプライヤー、OEMなど、どんなものとも柔軟に連携していくつもりです。わたし達に対して直接的に購買戦略やデザイン戦略を押し付けるようなことはありません」
「ロータスは小さな会社なので、成長を目指す中で兄弟会社から技術を導入するのは理にかなっています」
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