F1シンガポールGPの初日は、レッドブルにとっては厳しい1日となった。予選や決勝レースに近いコンディションで行なわれたFP2では、セルジオ・ペレスが8番手、マックス・フェルスタッペンが15番手と、中団~下位に沈む格好となった。
この状況についてフェルスタッペンは、「いつもより滑っているように感じた」と語った。
【リザルト】どうしたレッドブル? F1第18戦シンガポールGP FP2結果
シンガポールGPの初日は、マクラーレンのランド・ノリスとフェラーリのシャルル・ルクレールが、1-2を分け合う格好となった。レッドブルはこれに加わることができず、前述の通りのポジションで2回のフリー走行を終えることになった。
レッドブルは昨年もシンガポールでは苦戦し、シーズン中唯一の敗戦を喫した。これは縁石やバンプに苦労したためだと言われている。しかし昨年悩まされた問題と今年直面している問題は、別のモノなのだとフェルスタッペンは明かす。
「タイヤのグリップは期待していたほどではなかった。いつもよりもずっと滑っているように感じたんだ」
フェルスタッペンはそう語った。
「これがFP2で特に問題を引き起こし、僕らにとってはあまりポジティブなセッションではなかった」
「バンプや縁石に苦労しているというよりは、タイヤの全体的なグリップの問題だった。データを分析して、クルマとタイヤのパフォーマンスを最適化するために何ができるかを確認し、予選に向けて改善していく必要がある」
ペレスも、初日の苦戦に困惑している。
「驚きだったと思う。前とはかなり離れてしまっているから、ひと晩かけて作業しなければいけない」
「1秒近く遅れているから、追い抜くには大きな変更が必要だ。何ができるか見てみよう」
問題に対処するためにレッドブルは、ミルトンキーンズのファクトリーで、終夜シミュレーターでの作業を行なうとしている。
「マックスのマシンでは、何も機能していない。ソフトタイヤでもハードタイヤでも、グリップが全く無く、バランスも全く取れていない」
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコはそう語った。
「現時点では非常に心配だ。間違いなく、今思い切って何かを試さなければいけない。何を試せるか、見てみることにしよう」
グランプリ開幕前から、レッドブルのマシンのコンセプトにとって、バンピーな市街地コースは理想的ではないと言われてきた。しかしマルコ博士は、それを言い訳にすることはできないと語る。
「我々はこの状況を受け入れることはできない」
そうマルコ博士は言う。
「我々はもっと競争力を高めるために、物事を整理しなければいけないんだ。今見たばかりだが、我々はコラピント(フランコ・コラピント/ウイリアムズ)と同じペースなんだ」
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