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フェルスタッペンがPP獲得。角田裕毅9番手、初参戦ベアマン11番手と健闘【予選レポート/F1第2戦】

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フェルスタッペンがPP獲得。角田裕毅9番手、初参戦ベアマン11番手と健闘【予選レポート/F1第2戦】

 現地時間3月8日、2024年F1世界選手権の第2戦サウジアラビアGPの予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が自身通算34回目となるポールポジションを獲得した。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となり、角田裕毅(RB)は9番手となっている。

 虫垂炎となったカルロス・サインツ(フェラーリ)の欠場により、急遽FIA F2参戦中のオリバー・ベアマン(フェラーリ)が代役としてF1デビューを果たすことになった今大会。気温25度、路面温度31度というコンディションの中、現地時間20時より予選は行われた。

【順位結果】2024年F1第2戦サウジアラビアGP 予選

■Q1:FP3でクラッシュの周冠宇はアタックできず

 18分間のQ1。セッション開始から4分、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が1分28秒876をマークし、真っ先に1分28秒台をマークする。一方、レッドブルとRBの4台はセッション前半はピットでステイ。

 残り9分というところでフェルスタッペンが最初のアタックで1分28秒491をマークしトップに浮上する。しかし残り3分という終盤、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がセクター3全体ベストを更新し1分28秒318、フェルスタッペンを0.173秒上回る。

 ただ、残り30秒というところでフェルスタッペンが1分28秒171をマーク、ルクレールからトップの座を奪還しチェッカーを受けた。さらに、0.079秒差の2番手にランス・ストロール(アストンマーティン)が飛び込み、ルクレールは3番手でQ1を終えた。

 なお、フリー走行3回目にクラッシュを喫した周冠宇(キック・ザウバー)のマシンは、メカニックによる懸命な修復が叶い、残り2分を切ったタイミングでコースインを果たすも、アタックに入ることは叶わずノータイムとなった。

 16番手バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)、17番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、18番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、19番手ローガン・サージェント(ウイリアムズ)、そして周の計5台がノックアウト。キック・ザウバーとアルピーヌは2台ともにQ2には進むことができなかった。

 角田は10番手、ダニエル・リカルド(RB)は13番手、そして今回がデビュー戦のベアマンは9番手でQ2進出を決めた。

■Q2:角田裕毅が8番手でQ3進出決める

 続く15分間のQ2、開始早々にニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が「パワーを失った」を無線を飛ばす。そのヒュルケンベルグがターン6アウト側にマシンを止め、Q2は残り時間10分58秒というところで赤旗中断となる。

 なお、赤旗はメルセデスとマクラーレンの4台が1アタックを終えたタイミング、そしてルクレールのアタック中に提示されていた。

 セッション再開を迎えると、フェルスタッペンが1分28秒078をマークしてトップに浮上。さらにアロンソがセクター1、セクター2でフェルスタッペンを上回るも、セクター3で届かず0.044秒差の2番手に。

 終盤、フェルスタッペンが1分28秒033でトップタイムを更新。0.079秒差の2番手にルクレール、3番手にアロンソが続いた。また、角田は最後のアタックで1分28秒564を叩き出し、8番手でQ3進出を決めた。

 セッション再開後、最初のアタックでリズムを崩していたベアマンは、Q2で2セット目のニュータイヤを投入しアタックに挑むが、ベストタイムは1分28秒642で11番手となり、10番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.036秒届かずQ2敗退となった。なお、ルクレールとのギャップは0.530秒だった。

 11番手ベアマン、12番手はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、13番手はケビン・マグヌッセン(ハース)、14番手はリカルド、そしてマシンを止めたヒュルケンベルグはタイム継続できず15番手となった。

■Q3:フェルスタッペンが34回目のPP獲得

 ポールポジションを決める最終Q3は12分間。真っ先にジョージ・ラッセル(メルセデス)がユーズドで1分28秒316を記録するが、Q3最初からニュータイヤを履いたフェルスタッペンが1分27秒472をマークし、2番手ペレスを0.335秒、3番手アロンソを0.516秒引き離す。

 ルクレールは最初のアタックを終えるも、フェルスタッペンから0.800秒遅れの4番手。無線で違和感を訴えるなか、最終アタックのタイミングを迎えることに。

 残り2分を切り、全車がニュータイヤでアタックへ。ルクレールが1分27秒791を叩き出し2番手に浮上するが、フェルスタッペンに0.319秒届かず。これでフェルスタッペンが自身通算34回目のポールポジションを獲得した。

 3番手にペレス、4番手にアロンソ、5番手にピアストリ、6番手にノリス、7番手にラッセル、8番手にハミルトンが続いた。角田はラストアタックで1分28秒547をマークし、ストロールを0.025秒上回り9番手で予選を終えた。

 2024年F1第2戦サウジアラビアGP、50周の決勝は日本時間9日26時にスタートが切られる予定だ。

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