現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ベントレーにとって不可欠な技術とモダンラグジュアリーの原則を体現するデザイン部門の仕事

ここから本文です

ベントレーにとって不可欠な技術とモダンラグジュアリーの原則を体現するデザイン部門の仕事

掲載 更新
ベントレーにとって不可欠な技術とモダンラグジュアリーの原則を体現するデザイン部門の仕事

ベントレーのデザインディレクターであるアンドレアス・ミント氏は次のようにコメントしている。

「ベントレーのデザインDNAの次の進化をリードすることは、本当に光栄なことです。特に、クルーのスタジオで何十年にもわたって洗練されたデザイン作業が行われてきました。時の試練に耐えた美しい車、そして今日まで私たちのスタイリングのヒントとなっているベントレーの象徴的な車がここで作られました」

最高出力330PS、トルク450Nmを1500rpmから発生するマセラティの知性派スポーツセダン「ニュー ギブリ ハイブリッド」

ベントレーモーターズは、クルー本社に自社のデザイン部門を設立してから今年で70周年を迎えた。

ベントレーがクルーでデザインを開始してから70周年

1951年に設立されたデザイン部門の主な役割は、アイデアやデザイン案を伝え、そのビジョンを他の部門と共有することだった。これを実現するために、デザインスケッチを水彩画のような手描きの作品にしていました。美しく仕上げられているが、失敗しても「元に戻す」ボタンを押すことができない。

水彩画で描かれたレンダリングは、モデルメーカーに新型車の形を伝えるために、側面、前面、背面、平面図、ボディに沿った断面図など、縮尺や原寸の技術図面で再現された。

最近のモデルメーカーは、1950年代と同じプロセスを踏んでいる。図面を立体的に表現するために、金属製の骨組みを柔軟性のある素材(歴史的にはワックス、最近ではクレイ)で覆い、新しい車の形を正確に表現。その後、モデルの寸法を測り、図面を確認し、相互参照することができる。

現在では、測定アームやスキャン装置を使用することで、100分の1ミリ単位の精度で3次元モデルを迅速なアセスメントをすることができる。また、データは数値としてプリントアウトされたり、クラウドデータとしてデザインスタジオに直接アップロードされ、すぐにバーチャルな確認作業ができるようになっている。

バーチャルリアリティとグローバルパンデミック

最新のデザインでは、高度なコンピューターのおかげで、バーチャルリアリティで表現することができるようになった。デザイナーは、ロケーションに関係なく、スクリーンやヘッドセット、AR(拡張現実)を介して体験できるバーチャルな世界でスケッチできるようになった。新しいツールや技術を使っても、デザインが完全に成熟した後は、実物大のモデルを作成し、細部まで完璧に仕上げてから生産に入る。

インテリアデザインの責任者であり、ベントレーのデザインチームで最も長く勤務しているダレン・デイ氏は、次のようにコメントしている。

「世界的なパンデミックにもかかわらず、私たちは適応することを学び、身の回りのツールを使ってデザイン方法を進化させ続けなければなりませんでした。

パンデミックによる渡航制限のため、少なくとも2人のデザイン担当の社員が他国からクルーに戻ることができませんでした。しかし、バーチャルリアリティを使うことで、デザインレビューを行い、ディテールを評価し、質感を変え、色を選び、素材を交換しながらも、進捗を確認し、納期を守ることができます」

ダレン氏は27年前にベントレーのデザインチームに加わった5人のうちの1人だった。現在、デザインチームは大きく成長し、インテリア、エクステリア、ユーザーエクスペリエンス、色や素材、特注品のリクエスト、コラボレーションなどのデザイン面をカバーする50人以上のスタッフで構成されている。

BEVの将来を考えると、電気モーターや他の部品の他車との類似性から、デザインはこれまで以上にお客様にとって重要な要素になると予想される。デザインはお客様の車の一部であるだけでなく、テクノロジーの向上とともに顧客のライフスタイルにも関わっている。

デザインチームはすでに他の高級メーカーと協力して知識や技術を共有し、ベントレーのデザイン言語を高級車以外の分野にも導入している。

高級車という枠を超えて

情熱を持って製作され、愛情を持って仕上げられたベントレーのデザインは、今や高級車の枠を超えて、ライフスタイルの選択肢も提供している。

ベントレーホームの家具は個人的な好みに合わせて、どんなエレガントな家にも合うようにカスタマイズができる。個性への情熱を持つベントレーの家具は、最高級のレザーやウッドパネルなど、英国ブランドをユニークにしてきた仕上げでカスタマイズすることができる。

ひとつひとつ手作業で仕上げられた作品は、伝統的なクラフツマンシップと新技術を融合させ、ベントレーモーターズに不可欠な技術とモダンラグジュアリーの原則を体現した。

https://bentleymedia.jp/

構成/ino.

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村