現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > CATLがハイブリッド車向けの高性能バッテリー発表 航続距離400km、急速充電にも対応

ここから本文です

CATLがハイブリッド車向けの高性能バッテリー発表 航続距離400km、急速充電にも対応

掲載 14
CATLがハイブリッド車向けの高性能バッテリー発表 航続距離400km、急速充電にも対応

長安汽車らが採用 PHEVに特化した電池

中国のバッテリー企業、CATL(寧徳時代新能源科技)は、ハイブリッド車向けの新型バッテリーを2025年に発売する。電気だけで最長400kmの走行が可能だという。

【画像】電気だけで150km! 上品な高性能PHEV【ポールスター1を写真で見る】 全19枚

同社が開発した「フリーボイ・スーパー・ハイブリッド・バッテリー(Freevoy Super Hybrid Battery)」はPHEV用に特化したもので、充電能力と寒冷地でのエネルギー効率も現在の水準を上回るとされている。

はじめに理想汽車(Li Auto)と長安汽車に供給し、他のメーカーでも採用予定だという。

CATLは主にEV向けのバッテリーを生産してきた。顧客企業には、ボルボ、BMW、フォード、そしてテスラも含まれる。

今回のPHEV向けバッテリーは、エネルギー密度のバランスをとるためにナトリウム・リチウム化合物を使用している。これにより、最長航続距離400kmを実現したと同社は主張しているが、そのサイズや容量の詳細はまだ明らかにしていない。

この数値は、比較的有利な中国小型車テストサイクルによって算出されたものと思われる。現在販売されているPHEVの中で最も電気航続距離の長いポールスター1は、欧州WLTPサイクルで150kmである。

CATLによると、新バッテリーは、推進力としてエンジンよりも電気モーターに依存するPHEVモデルに対する需要の高まりに応えるために設計されたという。

フリーボイ・スーパー・ハイブリッド・バッテリーの画期的な点は、急速充電が可能なことだ。CATLによれば、4Cの充電レートでは、わずか10分で280km分の航続距離を賄えるという。

既存のPHEVの多くはバッテリー容量が比較的小さいため、頻繁に充電する必要があり、結果としてバッテリー寿命を縮めてしまう。CATLはここに目をつけた。

「ハイブリッド車のドライバーは、より多くの電気を使い、燃料消費を減らしたいと考えていますが、現在の(PHEV)モデルはしばしば(エンジンを)優先しています。当社の新しいバッテリーは、電気航続距離を延ばし、充電の高速化を実現することで、この問題に対処しています」とCATLの広報担当者は述べた。

バッテリーは摂氏-40度の低温でも作動し、-30度でも充電機能を維持できる。CATLによると、-20度でも通常の温度と変わらない充電能力が期待できるという。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「EV時代の1リッターカー」メルセデスベンツ『CLA』新型、800Vシステム採用で超急速充電にも対応
「EV時代の1リッターカー」メルセデスベンツ『CLA』新型、800Vシステム採用で超急速充電にも対応
レスポンス
【クルマだけではない水素社会を広げるために】ホンダCR-V e:FCEVから読み解くホンダの未来
【クルマだけではない水素社会を広げるために】ホンダCR-V e:FCEVから読み解くホンダの未来
AUTOCAR JAPAN
ディーゼル並みの低燃費! メルセデス・ベンツ次期型CLAに新1.5L 4気筒ガソリンエンジン「M252」搭載
ディーゼル並みの低燃費! メルセデス・ベンツ次期型CLAに新1.5L 4気筒ガソリンエンジン「M252」搭載
AUTOCAR JAPAN
「ホンダの時代が来た」 CEOが語るEVの未来 世界で存在感を示せるか
「ホンダの時代が来た」 CEOが語るEVの未来 世界で存在感を示せるか
AUTOCAR JAPAN
アバルトが「エンジン脱却」を宣言 フィアットベースのEV開発に専念 「所有コスト」は安い
アバルトが「エンジン脱却」を宣言 フィアットベースのEV開発に専念 「所有コスト」は安い
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデN、新たな次世代高性能EV『RN24』を発表。「スペックよりドライビング体験を優先」
ヒョンデN、新たな次世代高性能EV『RN24』を発表。「スペックよりドライビング体験を優先」
AUTOSPORT web
【流麗で未来的な外観】2025年上半期に中国で発売予定の日産「N7」 先進の運転支援技術も搭載
【流麗で未来的な外観】2025年上半期に中国で発売予定の日産「N7」 先進の運転支援技術も搭載
AUTOCAR JAPAN
むしろ「モンデオ」の後継車? フォード・カプリ AWDへ試乗 目標はファミリースポーツカー
むしろ「モンデオ」の後継車? フォード・カプリ AWDへ試乗 目標はファミリースポーツカー
AUTOCAR JAPAN
【目標タイムは給油時間!】日本初のEV向けバッテリー全自動交換ステーション
【目標タイムは給油時間!】日本初のEV向けバッテリー全自動交換ステーション
AUTOCAR JAPAN
もっとも長く走れるモデルは東京から青森までノンストップ! いま日本で買える航続距離が長い電気自動車TOP10
もっとも長く走れるモデルは東京から青森までノンストップ! いま日本で買える航続距離が長い電気自動車TOP10
THE EV TIMES
最大92人乗りの次世代電気バス『Enviro200EV』、英メーカーが2025年発売へ
最大92人乗りの次世代電気バス『Enviro200EV』、英メーカーが2025年発売へ
レスポンス
【ハイテク機能を搭載した帰国子女】ホンダCR-V e:FCEV試乗記
【ハイテク機能を搭載した帰国子女】ホンダCR-V e:FCEV試乗記
AUTOCAR JAPAN
いすゞ、新開発の2.2Lディーゼルエンジンを『D-MAX』と『MU-X』に搭載
いすゞ、新開発の2.2Lディーゼルエンジンを『D-MAX』と『MU-X』に搭載
レスポンス
アルファ・ロメオ初のSUV、完成まで「13年」も彷徨った苦難の開発 歴史アーカイブ
アルファ・ロメオ初のSUV、完成まで「13年」も彷徨った苦難の開発 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
基本EVだけど電欠しそうになったらエンジンで発電! 一時話題になった「レンジエクステンダー」はなぜ消えたのか?
基本EVだけど電欠しそうになったらエンジンで発電! 一時話題になった「レンジエクステンダー」はなぜ消えたのか?
THE EV TIMES
「パワーワードすぎる!」史上最強のMモデル、BMW『M5』新型登場にSNSの反応は
「パワーワードすぎる!」史上最強のMモデル、BMW『M5』新型登場にSNSの反応は
レスポンス
「トヨタMR2」登場で計画変更! パンサー・ソロ 2(1) 独創的なカタチ 複合素材のタブシャシー
「トヨタMR2」登場で計画変更! パンサー・ソロ 2(1) 独創的なカタチ 複合素材のタブシャシー
AUTOCAR JAPAN
ジャガーが衝撃的「次世代モデル」初公開 見たことのない斬新デザインの大型セダン、2026年発売へ
ジャガーが衝撃的「次世代モデル」初公開 見たことのない斬新デザインの大型セダン、2026年発売へ
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

14件
  • todoserabien
    こういう用途にはサイクル回数が2万くらいあるSCiBが良いんだけど、東芝だけしか作ってないから売れないんだよな、高い。シェア競争で低価格化して利益率下がるのを避けるのが良いか、最初は利益率低くても多くの採用例でコストダウンして利益出す体制に持っていくか、、、トヨタなんかはプリウスやらミライは初期は赤字覚悟(と言うか赤字)で売ってシェア取る戦略だが、、、東芝は原発失敗で体力ないのかもな。
  • xia********
    中国今の主流HVのバッテリー航続は150KMから200KMの程度、自宅や会社の駐車場には充電スポットがあれば、市内通勤に使えば十分と思う。

    自分は半年間のガソリン料は50元(1000円の程度)しかなくて、HVを普通にEVのように電気のみを利用し、走行距離は9000kmお超えた、

    HVのメリットは、やっぱり千キロ超えの長距離走行の場合給油時間が短いなので、400KMの航続はちょっと長すぎ、車両がより重くなるから燃費も上がるし、

    個人の経験としては、250KMから300KMまでが十分と思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

849.01110.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

738.0971.0万円

中古車を検索
4Cの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

849.01110.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

738.0971.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村