トヨタ サクシードバン 「バンバン行けます～トヨタ・サクシード～」のユーザーレビュー

バンバン行けます～トヨタ・サクシード～

2015.8.30

総評

当時のトヨタ系コンパクトカーの魅力を凝縮した、商用バンの大傑作。
今やこのクラスの４ナンバーバンは、プロサクとADの二択だが、プロサクは４ナンバーのネガがADほどない印象。
自家用としても、文句なしに使える。
ただし、モデルチェンジした現行型は、良くも悪くも「ただの商用バン」になってしまい、10年以上も作られていた旧型の美点は失われてしまった。
見た目は旧型を継承しているけど、外見以上に中身は別物。
そもそも新型はデザインがつまらん。

新型はわからないが、旧型はヴィッツのパーツが共用できるため、いじりのベースとしても大活躍。

馴染んでしまえば、安っぽささえ愛おしくなってくる。

きっちり手を入れて、楽しんでやりましょう。

「商用バンをなめんじゃねぇー！！！」（CMやってた高橋克典つながりのネタ）

満足している点

背が高くて、やや立ち気味に座らせるパッケージとあって、中の広さは文句なし。
営業車用途をとことん考え付くされた車内装備。
各部の小物入れと、ペンたてや、停車中に使える引出し式のテーブルなど、一発ネタ用のギミックではなく、普通に使える。

背高の商用バンとは思えない走り。
兄弟車のプロボックスも含めて何台も乗りましたが、きっちり荷重のせれば素直に曲がるハンドリング、背高ながらも反応がいい。

いろんな部品がヴィッツと共用なので、かなりのパーツが流用可能。
年式古めならMTもあるので、これは相当遊べます。

真四角に近い形で、室内広いのと同時に、前後左右の見切りが素晴らしい。
商用だけあって頑丈さも備えているようで、自家用としても末永く使えます。

不満な点

営業用以外にも、レンタカーなどで借りたこともあるが、愛があふれて欠点が見えないｗ

・・・が、しいて言うなら、モデル途中でプロ・サクで共通ボディになったり、５ナンバーがなくなったり、昨年のモデルチェンジでミッションがCVTだけになったり・・・と、徐々に選択肢が狭まってきている。

少し前に現行サクシードに乗ったが、見た目は同じように見えて、なんか色々違った。
はっきり言って、質感下がった。
MTもないし・・・こりゃねぇよ。

そして新旧ともに言えるけど、スタイルが良くも悪くも男っぽ過ぎて、女子受けがどうやら悪いらしい。
実家用にプロサクの５ナンバーワゴンを代替え時に薦めたところ、女性陣の「ダサッ」の一言で却下ｗ

デザイン

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走行性能

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一番最初に勤めていた会社で使用。
背高の商用バン・・・とは侮れない走り。
当時の会社にはこのサクシードと、ホンダ・パートナーがあったが、４輪独立サス、当時のシビック系の低重心シャシーを備えたパートナーと比べても、走りの楽しさは負けてなかった。
かえってパートナーのほうが安っぽさを感じたくらい。
今乗ってるNCP13ヴィッツRSに乗ると、プロボックスやサクシードをつい思い出してしまうほど、走りの質感は似ている。
プロサクは、当時のカローラとヴィッツ系のシャシーの合いの子なので、色々似るのも無理はない。
エンジンやミッション周りはまんまヴィッツなので、ヴィッツ系のパーツがいくらでも流用可能。
ヴィッツ自体が結構遊べて走れるが、プロサクも同じ。
一部に熱狂的な愛好家がいるのもよくわかる。
けど、ヴィッツも楽しいぞｗ

乗り心地

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荷物を積むことと耐久性を考慮したことで、サスは硬め。
この硬めの足が、驚異のハンドリングを生むのである。
コンパウンドかためのバン用タイヤをしっかりと路面に押し付け、硬い足を支えるボディも剛性高めとあってかなり走れる。
昨今、プロサクの走り屋が増えているそうだが、高い基本性能と、ヴィッツはおろか、場合によってはFFレビン・トレノのパーツをも流用できる汎用性の高さがなせるもの。

積載性

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現在はプロ・サクは共通ボディになってしまったが、ごく初期型は全長が違っていた。（サクシードのほうがやや長い）
何せバンですから、積載性で困ることはなし。
サクシの前に使っていたカルディナバンよりも全長が短くなったが、天地方向に広がり、かつ後ろいっぱいまでスクエアな荷室が備わっているので、積み込み方工夫すれば無問題。（ものにもよるでしょうけど）
ヴィッツもリアシートたためば、低床シャシーと相まって荷室はかなり広くなるが、この点兄弟車なだけはある。
センタータンクのホンダ・フィットはさらにすごいが、フィットベースのGJパートナーはこの点どうだったのか・・・わたし、気になりますｗ

燃費

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きちんと測ったことなかったな・・・不明

価格

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故障経験

後輩がぶつけてた。