トヨタ ピクシスバン 「マイナーチェンジで静粛性アップ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
2
積載性
5
燃費
3
価格
5

マイナーチェンジで静粛性アップ

2022.6.23

年式
2021年12月〜モデル
総評
軽キャンプなど車中泊用途を考えられている方は一考の価値がある1台。モデルサイクルも長いので、古さは感じにくいうえに、日常使いとしても利便性はかなり高い。商用車ゆえに補修パーツも比較的安価なのも嬉しい。
満足している点
初代が10年選手だったことから、2代目の本作も長い期間作り続けられることが予想される。バンパーを上部と下部に分割することで、傷がついても修理費が安く済むといった工夫も見受けられる。
不満な点
商用車ゆえ、内装はかなり質素。また乗り心地も期待はできない。
デザイン

3

ハイゼット・カーゴのOEMで、ロゴをダイハツからトヨタへと変更したのが主な違い。商用車らしい質実剛健の内外装は、車をツールとして使う方には好適。近年は軽キャンパー需要があることから、車中泊アイテムも充実している。
走行性能

4

エンジンは自然吸気とターボの2種類。駆動方式はFRのほか4WDも用意され、さらにMT設定もある。ボディが軽量なので、安価な軽量FR(MT)という楽しみ方もある。
乗り心地

2

多くの荷物を積載する車という性格上、足回りはかなり硬めで、助手席・後席ともにシートの厚みが少ないために、衝撃はダイレクトに体に伝わってくる。
積載性

5

みかん箱68個、ビールケース36ケース、畳9枚……荷室の長さ・幅・高さのサイズが軽バン中No.1! もちろんSUVなど敵ではない。さらにフルフラットなので、車中泊にも適応できる。荷物を沢山運びたい、という人には好適の1台だ。
燃費

3

自然吸気・2WDモデルでJC08モード燃費17.8km/L。実測もリッターあたり15㎞強で、マイルドハイブリッドなどの電動化がされていない軽自動車としては標準的な燃費といえる。
価格

5

価格は100万円〜160万円で、最近の軽自動車としてはかなり低価格といえそう。その分、快適装備は省かれているのだが、それは仕方のないところだ。
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
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