水平対向エンジンを採用しているのがスバルとポルシェだけなのはナゼですか？

Answer 1

レシプロ航空機エンジンを製造していた企業です。
その部分に由来が有るそうです。
スバルの戦前規模は、当時のトヨタや日産を圧倒する、大航空機メーカーで
そのエンジンは三菱製航空機（零式艦上戦闘機も含む）にも多数採用されていました。

Answer 2

両社とも前身が飛行機製造会社だったので、水平対向航空機用エンジンのノウハウの蓄積があったからではないでしょうか。

Answer 3

特殊なレイアウトなため新たに設備投資が必要で、ミッションや吸排気も専用になる割にはそこまで売れないからです。

スバルは水平一本で勝負してきたから逆に製造ラインを簡略化できますし、ミッションも専用のものを社内で開発しています。ポルシェは911が高い評価を得てきて、かつ付加価値の高い高級スポーツだから続けることができています。因みにオートバイ用だとBMWやホンダも売ってますよ。

Answer 4

以前はトヨタやVW、シトロエンやアルファロメオなども水平対向を作っていましたが、問題山積みのため製造をやめました。
ヘッド周りからのオイル滲み、低いクランク曲げ剛性、ブロックやヘッドの機械加工が二度手間・・・全て水平対向だから起こることで、水平対向をやめて並列にすれば一気に解決します。

しかし。

>水平対向エンジンを採用しているのがスバルとポルシェだけ

ポルシェの場合は事情が複雑で、あのハンドリングの為に911では水平対向がやめられなくなっています。
911では、リヤのオーバーハングに巨大で低い水平対向エンジンを路面ギリギリに搭載することにより、フロントタイヤ周りよりリヤタイヤ周りの方が重心が低いという非常に特殊なバランスになっています。（ミッドシップ含め他のクルマのレイアウトでは、911ほどリヤ周りの重心を低くすることが出来ません。）
911では、この重心高のバランスから来る優れたハンドリングが『価値』になっており、商品性というか911の存在意義に直結しています。
911というモデルを作り続ける限り、巨大な水平対向はやめられないでしょうね。『パナメーラやカイエンにはポルシェの価値が無い』などと言われるのも、この911の特殊な性質が『ポルシェの大前提』としてあるからでしょう。

スバルの場合はエンジン搭載位置が高く（ボンネットを開けて覗いてみてください。『ネクタイが巻き込まれそうなところ』にクランクプーリーがあり、エンジンがいかに高い位置に搭載されているかが判ります）、スバルが言うほど『低重心』には貢献していませんが、それより『エンジン縦置きのFF及び、それがベースの4WD』というレイアウトで、最も全長が短くなる水平対向が必要なんでしょう。この縦置きレイアウトが、スバルのハンドリングキャラクターに大きく貢献しているのは間違いありません。（もっとも、ポルシェ911もそうですが、ハンドリングに優れている＝最速、ではありません。コーナリングで911やスバルより速いクルマは沢山あります。ヒトが運転してキモチいいのと純粋な速さは、イコールではありません。その点が、レーシングカーでなく市販のロードカーを作る時の問題を複雑にしています。）

他メーカーは元々水平対向を主力とせず、911やスバルの様にそれによってのみ成立する車両レイアウトを取っていなかった為、上述した水平対向の欠点が顕在化して来た時にアッサリやめることが出来たというワケです。

Answer 5

ホンダもBMWも採用してますよ。

Answer 6

燃費性能と整備性が悪いから。
重量バランスなどの良い点もあるけど、売りにはあんまりならないですね。

Answer 7

ロータリーエンジンが 東洋工業だけなのと同様に
突き詰めて 水平対応エンジンを作ろと開発に着手していないだけ
商品化しようとしてないだけですねー Vや直列レンジの方が コスパが良く作れるからと 言った考え方なのでしょう。
今更作っても スバル、ポルシェにかなわないので 何処も作らない

Answer 8

他が作らないから、逆にそれが売りになる。

Answer 9

メーカーの看板になってしまったので
支持層が水平対向を辞めるのを許してくれなくなったのが
この２社です。

他のメーカーはうまいこと撤退して、看板に傷がつきませんでした。

Answer 10

メリットはあるものの「少ない」事と、合理性含めたデメリットも大きいことでしょう。

ちなみに、ポルシェはメリットを生かすため「水平対向エンジンをリヤに搭載」しています

→ポルシェは水平対向エンジンをフロント搭載はしない。