オペル ベクトラワゴン 「イメージ以上に出来のよい車です。古き良き...」のユーザーレビュー

イメージ以上に出来のよい車です。古き良き...

2003.12.22

総評

イメージ以上に出来のよい車です。古き良きドイツ車のイメージの車で、走り（高速安定性）と実用性の両立は見事です。ＶＷではゴルフⅡとかゴルフⅢのようなプレミアムに踏み込む前の実用性を徹底的に追求した性格の車で、本当に使い勝手がいい車です。

反面、色気という部分は全くありませんね。この車は使い倒してこそ真価が発揮されると思います。

オペルというメーカーはこのタイプ（ベクトラＢ）まではかなり野暮なイメージでしたが、新型ベクトラになり品質の改善は著しいですね。

しかしここに来てヤナセの販売姿勢が消極的になり、販売台数も低迷しています。
私もこうした状況の中で思い悩みついにこの秋、ついに初の国産車レガシィ（3.0Ｒ）に乗り換えました。

ベクトラ自体は４ＷＤでないこと以外に大きな不満はなかったのですが、販売姿勢や今後の下取りを考えるとやはり不安が募ります。オペル・ジャパン（ＧＭジャパン）はこの点を良く考えるべきだと思います。

でも最後に今のレガシィ3.0Ｒも気に入ってますが、アクセルべた踏みでも極端に悪化しないべクトラの高速燃費の良さは、今でも印象に残ってます。

満足している点

1.優れた直進安定性　
さすがドイツ車だけあって、その気になって法が許せば160ｋｍの巡航も楽勝。

2.優れた動力性能・ブレーキ・ハンドリング
2.5ＬのＮＡエンジンですが、動力性能は十分満足できます。加速性能も大きな不満はありませんでした。

ハイスピード域からの減速も全く不安がないブレーキ（反面ブレーキダストは盛大でしたが）。

195-65-15というサイズのタイヤの割に、狙ったラインを素直にトレースする性格のハンドリング。

3.高速域の静粛性
高速域はハイギヤ（100ｋｍで2,200回転）のため、140ｋｍぐらいまでなら結構静かです。

4.優れた高速燃費
140ｋｍで巡航しても10km/lは走りました。高負荷域の燃費はさすがドイツ車ですね。100ｋｍなら13ｋｍ/ｌから14ｋｍ/lは走りました。

5.疲れないシート
長距離を運転しても本当に疲れないシートです。全席のみならず、リヤシートも形状・サイズとも十分でシートには結構コストをかけていると思います。

6.サイズの割りに十分なラゲッジスペース
ボディサイズはほぼ5ナンバーですが、荷室は本当によく考えられていて、スペース・使い勝手ともに良好でした。

7.意外なほど故障が少なかった事
私の車はたまたま当たりだったのか、以前乗っていたアウディに比べて劇的に故障は少なかったです。
4年間で故障らしい故障はエアバックの警告等の誤作動程度でした（コンピューターのリセットのみでＯＫでした）。

不満な点

1.野暮ったい内装
なんともドイツのジャガイモみたいなごっつい内装はとてもプレミアムカーとは言いにくいですね。
またＡＴのシフト表示がない事やウインカーが左右別表示でない点も不満でした（慣れれば問題ないですが）。
　
2.アイドリング時・低速時の振動・騒音
高速走行は静かですが、反面アイドリング時・低速時の振動・騒音は国産車より大きいです。

3．市街地燃費の悪さ
高速燃費はいいのですが、渋滞の市街地は6ｋｍ/l程度しか走りません。

4.4WDの設定がなかった事
これはとても残念です。趣味の写真撮影で寒冷地での使用頻度が高く　なり、買い替えのきっかけの一つになりました。

5.最後にヤナセがオペル販売に対して消極的になってしまった事。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験