車の見る目の厳しいヨーロッパでは日本車が売れにくいとの事ですが、それでもオペルよりはずっと高品質ですよね？ 結局それは理由付けで海外の車に対して排他的だからではないでしょうか？ ヨーロッパ市場、欧州市場

Answer 1

車の基本性能である、「走る・曲がる・止まる」に多くの開発コスト・時間をかけて徹底的に磨き上げるのが欧州車の車作り。
対する日本車は殆ど使われない装備にコストをかけたり、見える部分にしかコストをかけないのが日本車の車作り、挙句の果てにはグレードの違いだけで安全装備にまで差を付けるぶざまな車。

Answer 2

niki55jpさん

欧州市場は、元々EUと言う多国籍の枠組みで成り立っていますので、海外の車に対して排他的なんて話はありません。
むしろ市場が排他的なのは、日本の方ですね。
では何が理由で、トヨタやホンダが売れないのかと言いますと、欧州では、古くからの石畳の道が多く存在してます。
かと思えば、アウトバーンの様に時速200キロ以上のスピードが出せる道もあります。
そうした路面状態のバリエーションの多さに対して日本で売れている車は対応できていないから売れないのです。
この対応性の広さは、設計段階から考慮していないと駄目なので、セッティングだけで誤魔化しきれません。
実際、日本では人気の無いマツダや三菱、スズキと言った辺りは、そうした点に対応したタフな足回りをしているので、日本国内よりも売れている事実が存在しています。
逆に、そうした走行シーンのバリエーションが少ない北米市場ではトヨタやホンダは良く売れているでしょ。

Answer 3

今の日本のクルマに、エコと品質以外の魅力がありますか？
でも今の日本人にはそれしか眼中にない人が多いみたいです。

国産車と欧州車の違いは試乗すればすぐわかります。
クルマに求める方向性が若干違うように思います。

Answer 4

『ヨーロッパの人たちは運転する事が好きだから車にも厳しい…』とか
良く言っている人がいますが、そんなのは思い込みもいい処でしょう。

ホントにそんな自動車評論家のような人ばかりがいるのなら、トヨタだけで
去年ロシアを含む欧州全体に81万台弱も売れる筈がありませんよ。
08’には年間120万台売っています。（月に10万台ですよ、トヨタだけで…）

去年は金融危機からの影響の続きやアメリカで必要以上に大騒ぎされた
リコールの事もあって80万台まで落ちてしまいましたし、今年も円高や
震災の影響で部品の供給に問題も出ましたから最終的な総計では苦戦が
予想される処ですが、今年の４月の統計でトヨタは前月一ヶ月で４万７千台
からを売って、ベンツ（スマート込み）に次いで欧州9位の販売量です。他は
VWグループだのフィアットグループだの、複数のメーカーの合計量ですから、
それを向こう回しての数字な訳で、そんなに売れていないなどとは決して
言えないんじゃないですかね。

結局、日本やアメリカでのようにボカスカは売れていないので『欧州では…』
みたいな言い方をされる事が多いですが、普通には売れているって事です。


欧州では日本などよりも遥かに車の選び方に対して信念を持ってる人がいる
のは事実でしょうが、少なくとも普通の車を買う普通の人たちは特にそうでも
無かったり、やっぱり値段！や、壊れないで燃料喰わないのが一番、とかと
思っている人たちもたくさんいるって事ですよ。欧州の人が誰でもアウトバーン
を200km/hで走る事ばかり考えている訳じゃあ無いって事です。

ですから特に排他的だとかは無いように思いますが、ドイツ在住の人のブログか
何かで『アジアの車など乗るか』と日本車に対して言っているのを聞いた、とあり
ましたし、軽自動車を出そうとするとモノすごい関税が掛かり事実上できなくなる
とかもあるそうですから、日本車に対して一定の警戒感や、個人レベルでなら
そう云う感情が一部にはあるって事のようですね。

Answer 5

ヨーロッパでは日本車が売れにくいのは事実です。
しかし理由は色々あると思います。
一つに価格差があまりないこと。
Auris 1,6L 6MT :20.440,00 €=2350600円税込み
Golf 1.4L TSI 6MT :21.575,00 €=2481125円税？
ASTRA 1.4L 6MT :22.110,00 €=2543800円税込み

OPEL CORSA,ASTRA,Insigniaと新世代商品の
内装と外装の品質は頑張ってます。
（走りは乗ったことないので知りません）
日本車の方が明らかに劣ってます。

海外の車に対して排他的かと云えばそうかも知れません。
フランスはルノーが多いし、ドイツはオペルが多い。
イタリアはフィアット、スペインはセアトが多い。
しかし、RVRやキャッシュカイが大ヒットしたように
日本車だからって売れないわけでもないようです。
結局のところ、ヨーロッパは多国籍文化ですので、
良いものや他にない個性であれば受け入れてもらえます。

必須要件は、アウトバーンでも安心して運転出来る、
走る曲がる止まるの基本性能がしっかりしていること。
これなくして、評価されません。

ヨーロッパで本当に評価されているのは
Cセグメント以上で売れているマツダかも知れません。
トヨタ、ホンダが売れてるのはBセグメントでイメージ悪いです。
日産と三菱は近年、ニッチ市場だった小型SUVでシェアを伸ばしましたが
小型SUVも、X1, Q3, ix20, ix35, CX-5、Q1他、続々と出ている中、今後が正念場です。

Answer 6

今日本で沢山売れてる日本車はロールが酷いものがとても多いです（直進性＝スタビリティが低い）。
※スタビリティが良い車は曲がりくねった道でも直線走ってる感じです。今日本で沢山走ってる日本車は、カーブが続く道を走るととても疲れます・・・
車は総合的なバランスが重要ですが、それが欠けてるもの（バランスを欠いたインチアップとか）が沢山あります（バブル頃までの日本車の方が遥かに良かったです）。
これじゃ「ちゃんと走らせたい人は絶対乗らないな。」と分かります。
幾ら安くて壊れなくても「運転してて疲れる車」は運転好きな人は選びません。
ヨーロッパではマツダが結構良い評判らしいです。今日本で沢山走ってる車の操縦性が良ければ、「向こうで売れないのは排他的だからだ。」と思いますが、日本人が日本車乗って「こりゃ酷い、、、こんな物買う人いないだろう・・・」と思うくらいなので、向こうで売れないのも分かる話です。