2016年1月
■2016年1月
光岡自動車はフラッグシップセダンであるガリューをフルモデルチェンジし、2015年9月4日に発売した。
光岡自動車では、完成車メーカーの市販車をベースにオリジナルデザインでドレスアップしたクルマを販売しているが、ガリューは現在のラインナップの最上級車に位置するモデルで、今回のガリューは5代目に当たる。
5代目ガリューは日産のティアナをベースに、メッキ処理が施された大きな縦型のフロントグリルやクラシカルな丸型のヘッドライトなどを採用する。正に威風堂々といった感じの外観デザインである。
ソリッド感を保ちながら同時に面が急激に変化してゆくフロントフェンダーは、膨らみのあるボリューム感がガリューの重厚さを演出する。フェンダーからリアへ流れるショルダーラインはウェッジを利かせた躍動感あふれるサイドビューを作っている。このようにクラシカルでスタイリッシュな印象を深めることで、デザインの深化を図っている。
リヤも縦型のテールランプを採用したほか、バンパー部分にもメッキのバーを配置することでワイド感を強調したデザインとした。
大型のグリルを備えたことで、ボディの全長はティアナに対して100mm延長された4980mmになったが、1830mmの全幅と1470mmの全高はティアナと変わらない。6色が設定されたボディカラーもティアナと同じである。
搭載エンジンは直列4気筒2.5リッターの自然吸気DOHCで、127kW(173ps)/234N・mのパワー&トルクを発生し、エクストロニックCVTと組み合わされる。
25ST、25DX、25LXの3グレードが設定され、ベースとなる25STを除いて自動ブレーキが標準装備され、SRSサイド&カーテンエアバッグも全車に標準装備されるなど、安全装備も充実している。
2016年1月22日には25STに設定のなかった自動ブレーキを標準装備とするなど、一部仕様変更を行った。、
■2021年7月
光岡自動車はフラッグシップセダンである「ガリュー」に特別仕様車「350リミテッド」を設定して、2021年7月8日に1台限定で抽選販売した。
「ガリュー」は「日産・ティアナ(L33型)」をベースに生産を行っていたが、2020年に販売を終了。しかし、光岡自動車の米国現地法人「ミツオカモータースアメリカ」が2021年で設立35周年を迎えることを記念して、同社から北米仕様の「日産・アルティマ 3.5 SL」を供給して、「350リミテッド」を開発した。
「350リミテッド」は左ハンドルモデルで、3.5リッターV6エンジン(最高出力274PS、最大トルク340N・m)を搭載。ボディカラーはスーパーブラック 、インテリアカラーはチャコールレザーを採用した。