１９９３年のＦ１は全車アクティブサスを標準装備していましたが。 ・・・・・・・・・・・・・・・・

Question

ウィリアムズは１９８７年と１９８８年に実戦投入して１９９２年も実戦投入していたので分かるのですが。
よく分からないのですが。
ベネトンとかマクラーレンて１９９３年から実戦初投入でいきなり成績を上げましたが。
なぜいきなり実戦投入１年目から成績を上げられたのですか。
ウィリアムズは１９８８年は大苦戦したと思うのですが。

と質問したら。
ロータス９９Ｔも１年目は３勝したけど全体的に見たら大苦戦。
という回答がありそうですが。

ロータスはアクティブサス。
ウィリアムズはリアクティブサス。

それはれそれとして。
ウィリアムズて１９９１年はバッシップサスのＦＷ１４でマシンとサーキットのデータ取りして。
１９９２年はそのデータを使ってアクティブサスのＦＷ１４Ｂを走らせたと聞きますが。
ウィリアムズは何年も前から用意周到にアクティブサスの開発を進めて来たのに。
なぜベネトンとマクラーレンは１年目からアクティブサスの性能を発揮できたのですか。

余談ですが。
ロータスは１９８３年頃からアクティブサスの開発を進めていたそうですが。
なぜ１９９３年のロータスはアクティブサスで活躍できなかったのですか。

Answer 1

93年はスクデリア・イタリア・ローラ・フェラーリだけが非アクティブサスで、
他チームにスプリング借りに行ったらどこも使っていなかったという話もありましたね。

アクティブサスがマシンを速くするのではなくて、アクティブサスを導入する
ことによって風洞実験室と実走行との差が少なくなる、つまり空力の良い
マシンがより速くなる。いくらアクティブサスの開発に力を入れていても、
空力に劣るマシンでは成績は向上しなかったのだと思います。
88年のウィリアムズが大苦戦なのは、エイドリアン・ニューウェイがまだ
レイトンハウスにいて不在だったから、ともいえるでしょう。


なぜいきなり実戦投入１年目から成績を上げられたかといえば。
昭和の日産セフィーロにもHICAS-II仕様のほかにDUET-SSという、
超音波センサーで数十m先の路面変化をとらえて減衰力を調整する
システムがすでについていましたから、アクティブサス自体は
セミオートマなんかに比べれば抜群に信頼性の高いものなのでしょう。

ウィリアムズFW14(1991年)も駆動系トラブルが多かったし、
1993年にマクラーレン製アクティブサスを積んだフットワークの
鈴木亜久里は毎回のように、初回タイヤ交換後にギアボックスを
壊していました。

ロータスは中嶋が抜けた所で潰れていてもおかしくないほどの経営状態
だったと思います。だいぶしたたかに94年まで経営を続けたようです。

あと、マクラーレンは一般にMP4/7Aでようやくセミオートマ投入って
なってるけど実際には前年の鈴鹿の決勝から使われていたなんて話もあって、
レギュレーションに反していなければある程度秘密で乗せることも
できたのではないかと。

Answer 2

＞１９９３年のＦ１は全車アクティブサスを標準装備していましたが。

ローラは非搭載ですし、ティレルもライドハイトコントロールのみでアクティブサスではありませんが。


＞ロータス９９Ｔも１年目は３勝したけど全体的に見たら大苦戦。

ロータス99Tはモナコとデトロイトの2勝のみです。


ご自身の記憶があやふやなのに、知ったかぶりの昔話はみっともないのでおやめなさい。

Answer 3

開発に掛けられる資金力の差です。
ウィリアムズが1987年にアクティブサスを実践投入した時点で、マクラーレンやベネトンも将来性を見越して水面下で研究開発を始めていたのですよ。
ただ、1991年までは従来のパッシブサスの方が優位であったので、研究予算もパッシブサス優先で割り振られてだけです。
ウィリアムズが1992年に実戦で成果を上げ始めた時点で、既存のパッシブサスのままでは勝てないと悟ったので、翌年度のマシン開発ではアクティブサスの開発を最優先として、多額の資金と大量の資源を投入して、並列開発でデータを取りフィードバックさせる事で、短期間で実践投入できるレベルに仕上げただけです。
ロータスはそこまで資金がなかったので、未完成のアクティブサスを実戦でテストするしかなかった。
そういう話です。