2004年4月
■2004年4月
2000年10月に発売されたエラントラは、ヒュンダイのミドルサイズセダン。エレガントでエッジの効いたスタイル、小型セダンでありながらゆったりとした室内スペース、ヨーロッパ仕様を基本に日本専用にチューニングしたサスペンションによる俊敏で軽快なハンドリングが特長だ。ボディサイズは全長が4510mm、全幅が1720mm。全幅が1700mmを超えるので3ナンバーサイズになるが、基本的にはプレミオ(トヨタ)に準じた大きさだ。室内はシートやトリムの材質にこだわって上質感を出したほか、操作スイッチ類の手触りも吟味し、ソフトな素材を用いる配慮をしたという。ゆったりと心地よいシートも魅力的だ。リアシートは60:40分割のダブルフォールディング式。長尺物が積める荷物スペースも確保している。エンジンは1.8リッターと2リッターのいずれも直4DOHC。実用回転域のトルクを重視した設定になっている。トランスミッションは電子制御式の4速ATだ。サスペンションはフロント側がストラット、リヤ側はデュアルリンク式を採用している。2003年10月に行われたマイナーチェンジで内外装や装備が大きく変更され(2リッターモデルは2004年6月から)、緊急時などに少ない踏力でもより大きな制動力を発揮するBAS(ブレーキ・アシスタント・システム)や衝撃感知ドアロック解除システム、キーレスエントリーを標準装備化するなど、安全性・快適性がさらに向上している。