日産のキックスとホンダのehevヴェゼル、両方4wdだとして雪道に強い、凍結路で滑りにくいのはどちらになりますでしょうか？

Question

YouTubeとか見てるとepowerの4wdはスケートリンク上でも滑らないみたいなのでキックスかなーと思うのですが、燃費や見た目はヴェゼルの方が好みです。

4wdのシステムに詳しい方、教えて頂きたいです！

Answer 1

先の回答は参考になりうる部分はありますが・・・

キックスの四駆は前後個別のモーター駆動ですね。これは前後のトルクバランスを緻密に制御できますので、凍結路や圧雪路で安定したライン取りに寄与できます。FFとFRって運動性の方向性がちがいますよね？そのバランスが瞬時かつカンタンに最適化できるって意味です

低車高のノートの四駆モデルは、おそらくアイスバーン最強マシンでしょう。どんな高級車だって同じ方式かそれ以上の制御を採用しないかぎり勝てませんし、でかけりゃ重くて氷上では勝てません

キックスはアウトランダーやエクストレイルみたいに極端に重くはない。まあ見た目と比べると重いとは言えますので、軽量なヤリスクロスよりは慎重さが求められます。いくら制御が良くても重量は消えませんから。でも公平に言えばRAV4あたりの中型SUVよりは軽いです。凍結路では軽い方が安心ですね

ヴェゼル。ハイブリッドにも四駆はあります
こいつの四駆は前輪駆動をベースに、各種の情報を元に後輪にも必要に応じて最適なトルクを伝達する方式です。モーターだけで走っているときも同じ。機能・構造的には珍しくもない方式ですが十分頼れる。悪路や雪道に定評があるスバルSUVだってこの方式です

この方式の良いところはバッテリー電力に左右されず、モーター制御回路にも左右されず、後輪に最大限のトルクを伝達できる事。こっちの方が強い負荷に耐えやすいです。この方式も制御の内容しだいでクルマを安定化させることができますし、お尻を振るような走らせ方だってできます

共通するのは悪路走破性をウリにしたSUVではないって事
もちろんランクルやジムニーと比較するのは無茶な話ですが、RAV4ガソリン四駆やフォレスターとも大きな差がある。深い積雪の突破力はほどほどです。でもSUV以外のクルマよりは積雪には強いです。イメージとしてはヴェゼルの方がSUVらしい突破力を優先した四駆だとはいえます。最低地上高の余裕だって上ですし

左右の車輪の回転数をブレーキを駆使してコーナリングに寄与する
こんな制御は今どき軽自動車にだって付いてます。どれだけ積極的に使うかはクルマの方向性しだいで味付けされています。重いクルマは積極的に使うほう方が良いというだけの話です。もちろんヴェゼルも使ってます

ご希望のイメージとしてはキックスの方が良さそうですね。でもヴェゼルだって断じて無能ではありません。結局のところ慎重な運転と良いタイヤが大切です。氷上制御も良いタイヤがあればこそです。強いて言えば制御が優秀なほうが安心してアクセルが踏める。でも凍結路でそんな事を無闇にやりたがるのはウマシカさんです

トータルの使い勝手や用途との適合性、価格、その他の装備まで考慮して判断されてはいかがでしょうか？例えば私だったらまず空間を取ります
自分が座る可能性を必ず考慮するので後席が狭いクルマは大嫌いです。その次に取り回しが大切。ここは平面サイズと最小回転半径と視界が影響します。ヴェゼルはちょっと視界が良くないのが惜しいですね

まあ、こういった優先順位は人それぞれです。良いクルマ選びを

Answer 2

お勧めなのはヴェゼルですね。キックスにもメリットあるのでそれも合わせて記載しますね。既にご存じの内容ばかりでしたらすみません。

◆日産キックス X FOUR

＜四駆システムについて＞

キックスの四駆システムは、ノートe-POWER 4WDと同じく、新世代の四駆システムですね。前後輪を別々のモーターで駆動する2モーター式ですが後輪のモーターが強力になっています。最大出力は前輪モーターの方が大きいですが、走行シーンによっては後輪モーターが強く働き、後輪駆動のようにアクセルでテールスライドを導くような走り方もできます。アクセルを踏んでいる時は常時後輪にも駆動力が発生する四駆システムです。
最近のクルマは電子デバイスで制御されていますが、e-POWERは100%モーター駆動かつ前後独立制御可能なので、エンジン駆動よりも繊細で精度の高い制御ができます。e-4ORCEのように左右輪の独立制御はしませんが、雪道では十分な性能をもっていると思います。走破性を高めるのに重要な「ブレーキLSD」も装備されています。

＜車両について＞

e-POWERは、エンジンで充電してモーターだけで走る「シリーズハイブリッド」です。モーター駆動の場合は、どうしても高速走行での効率が落ちるので、高速をよく使う場合は燃費性能が劣ります。モーターにも変速機をつけることで高速の効率は上がりますが、駆動ロスやコストの問題がありますね。

また、キックスは既に海外で新型が発売されていて、日本でも間もなくモデルチェンジを迎えます。
2016年に南米で発売開始され、日本への導入は2020年。日本仕様には最新のe-POWERを搭載しました。2022年に四駆モデルのFourを発売。ここでも最新のシステムを搭載しています。また、ハンズオフ可能なプロパイロット2.0も搭載しており、このクラスとしてかなり先進機能を詰め込まれています。
シャーシは一世代前の日産Vプラットフォームになりますので、乗り心地等は粗めですね。これらの点が気にならなければ、優れた四駆システムで走りも楽しく先進機能も優れていて、モデル末期の安定性もあるので、よい選択ではないかと思います。

以下、米国で発売されている新型キックスになります。
https://www.nissanusa.com/vehicles/crossovers-suvs/kicks.html


◆ホンダヴェゼルe-HEV 4WD

＜四駆システムについて＞

RVヴェゼルは2021年に登場ですね。。四駆システムは、なんとプロペラシャフトで後輪を駆動します。しかも電子制御トルクスプリット型フルタイム4WDなのです。簡単にいうとスバルの「ACT-AWD」とほぼ同じです。エンジンの出力は前輪に直結しており、油圧多板クラッチで後輪へのトルク配分を制御します。
エンジンブレーキに際しては、ヴェゼルのようなプロペラシャフト付きの方が安定感は優れていますね。ヴェゼルの場合は後輪偏重トルクにはならないので、雪道での走行は安定志向になります。また、走破性を高めるのに重要な「ブレーキLSD」も装備されています。氷結路性能はキックスと甲乙付けがたいですね。

＜車両について＞

ヴェゼルのe-HEVは、街中ではモーター駆動主体、高速ではエンジン駆動主体となりますね。街中は日産e-POWERと同じシリーズハイブリッド、高速道路では効率の良いエンジンとモーターを組み合わせたパラレルハイブリッドになります。従って高速道路を多用する場合も、街中を中心に走る場合もどちらも効率よいです。
また、座席の下にガソリンタンクを配置する「センタータンクレイアウト」のため、室内は一回り大きいハリアーと同等な広さを持ちます。マイナーチェンジも終えて初期トラブルはなくなっていると思います。
また、新型のホンダセンシングには、渋滞追尾機能も追加され、日産のプロパイロットやスバルのアイサイトXと比べても遜色ないレベルになっていると思います。


長くなり失礼しました。どちらも良いクルマなのでどちら選んでも悔いはないと思いますが、個人的には、設計が新しく高速道路も効率のよいヴェゼルe-HEV 4WDをお勧めします。
何かご不明な点がごさいましたら、追加でご質問いただけましたら幸いです。

Answer 3

ヴェゼルの4WDは、ガソリン車のみです。
eHEVがご所望なら、FFしかありません。
なので、質問者様の推し車の一つである日産キックス一択です。
雪道や凍結路面では滑るのが当たり前ですから、滑ることを前提に運転することですね。
逆に言うと、滑らないと言うことはタイヤグリップ限界内の速度域で運転していると言うことです。

Answer 4

e-power以外の車の四駆は、
一つの動力をデファレンシャルギアで分岐して駆動している。
だから、前後独立制御はできない。
e-powerの各車は、
前後独立したモーターで駆動している。
したがって、前後独立制御は容易。
ちなみに、
エクストレイルに搭載しているe-4ORCEは、
前後に加えて、
ブレーキを使って左右の車輪の制御もしている。