ルノーやフィアットの商業車が、FFなのは、 もう技術の発展により、FFでも問題ないと言う事ですか？ 荷物を積む車は後輪駆動なんて時代遅れなんですかね？

Question

となると次期ハイエースもFFになりそうな気がします。
写真はフィアットの大型商業バン(FF)のリアです。

Answer 1

カングーやベルランゴは、ヨーロッパでは日本のハイエースの様にこき使われ使い倒されてます。
なので、設計上の最大荷重までは、FFでもトラクションを失わないサスペンションが設計できるようになったのではないでしょうか。

※ボルボに限って言えば、北米向けに特化した作りになっていてもはや商用ワゴンとはメーカーは思っていない。なので「え？そんなに積んじゃうんですか？」という人向けになんちゃって４駆モデルを用意している。


ハイエースが現状の形のまま作り続けられているのは、ひとえに衝突安全基準の為です。
所謂キャブオーバー型ボディなので、現在の新車試験の衝突安全項目は通らない。（ミッドシップというかキャブオーバー派生のエスティマほかミニバンをFFベースにしたのも同様の理由）
その為、数十年前の設計のまま作り続けられている。

が、ユーザーの方は「基本設計が古い？でも四角くてでかいからそれでいいよ」という事で特に問題視していないし、
メーカーも30億以上もかかる初期投資をするより、同じ生産設備のまま作り続けた方が遥かに利益率が高いので、作り続ける。
せいぜい、エンジンをアップデートする程度でしょう。

Answer 2

4ナンバーのボディサイズが問題です。
FFだとボンネットが必要になり、そのまま荷室が短くなります。

更にFFのデメリットの小回りが利かなくなります。

道の狭い日本ではこの辺りが問題点となります。

Answer 3

ボンネットタイプの商用車ならフロントオーバーハングにエンジンを設置して荷重を稼げるので大丈夫でしょうね。ボンネットタイプは車の長さが同じなら荷室が短くなるので日本では嫌われるわけですが。