ホンダのレジェンドに搭載されていた SH-AWD と、BMW5シリーズに 搭載されていた、アクティブステアリングは、どちらのほうが 技術的に優れていますか？

Answer 1

比較対象としては技術の次元が違うので，優劣がつけ難いです。というかどちらもそれぞれの領域で優れていると言えると思います。

SH-AWDは，”曲がること”そのものに対する新提案です。簡単に言うと，曲がる際に，外側の後輪により多くの駆動力をかけて曲がる力を生み出す技術。

下記ホンダのHPにわかりやすく解説図があります。
http://www.honda.co.jp/tech/auto/chassis/sh-awd-2/


一方，BMWのアクティブステアリングは，ドライバーの操作性向上に対する新提案です。車の車速に応じて，切るハンドルの量を自動調節する機能です。
例えば，駐車時や交差点を曲がる時などの低速時では，ハンドルを切る量が少なくても曲がれてしまうものです。
最初にアクティブステアリングの車を運転した際は戸惑いましたが，これに慣れてしまうと，他の車を運転するときに不便に感じるほど，非常に便利な機能です。

下記BMWのHPを参照下さい。
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/5series/sedan/2010/showroom/chassis/integral_active_steering.html#media0

↓の写真はBMWのアクティブステアリングの簡易説明図です。タイヤの切れ角が同じでも，ハンドルの位置が違う（切る量が違う）ことがわかります。