新型フォレスター/XV/アウトバックに一気乗り
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:小林 俊樹
こうして、フォレスターがかなりレベルアップしたことを確認すると、気になるのはアウトバックとXV。まずは、レガシィシリーズのクロスオーバーSUVとして、多くのファンを獲得しているアウトバックは、レガシィゆずりの上品さの中に、力強さやおおらかさが見え隠れするモデルである。
先だってのマイナーチェンジで、新世代2.5リッター水平対向エンジンと、シリーズ唯一となる3.6リッター水平対向6気筒エンジンを搭載する2タイプとなった。駆動は2.5リッターモデルがフォレスターと同じ新世代のアクティブトルクスプリットAWD。3.6リッターモデルは、前45:後55のトルク配分を連続可変制御するVTD-AWDを採用し、コーナリング時の回頭性、直線時の安定性を両立させるものとなっている。
2.5リッターに試乗してみると、アイドリングストップを含めてその静かさは驚くほど。低中速でのトルク特性が高まったおかげで、なめらかな加速とコントロールしやすさがアップし、大幅に改良された足まわりと相まって、ボディ全体がしっかりとカタマリとして走っていく感覚だ。どこにも神経質なところがなく、あくまで上質でおおらか。そんなアウトバックは、ユルすぎずキメすぎない、余裕ある大人のクロスオーバーSUVだ。
次に、登場間もないというのに大ブレイク中のXV。見た目からしてアクティブで溌剌としていて、元気に飛び出していきたくなるデザインだ。運転席に座ると、頭上はややタイトなものの視界が良く、乗用車に最も近い空間。これは後席も同じで、着座位置が低いのですっぽりと座れ、落ち着く空間になっている。
2.0リッターの水平対向エンジンはインプレッサでお馴染みのもので、スーッと軽快な加速フィールやキビキビとしたハンドリング。SUVらしく最低地上高が200mmに高められ、17インチタイヤを履いているが、それがオンロード性能をスポイルすることはなく、むしろガッシリとした安定感を生んでいる。乗用車っぽいのにSUVらしさも味わえるXVは、カジュアルに乗れるSUV入門モデルとも言える。
オンにもオフにもトンガるフォレスターを筆頭に、おおらかな大人のアウトバック、カジュアルなXVと、スバルのSUV王国は看板役者が揃ってきた。日常の便利さはもちろんのこと、突然のドカ雪やゲリラ豪雨など、いざという時への安心感という心の平静にも効果的なSUV。この役者たちなら、しっかりと期待に応えてくれそうだ。
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