究極Gクラス、G65AMG 63AMGも届かない頂点
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
そもそもベース車両のGクラスを皆さんはご存知だろうか? Gクラスのベースとなったのは高いオフロード走破力を与えられたタフな軍用車で、これを実用性も備える民生モデルに仕立てて1979年に発売された。ドイツ語でオフロードを意味するゲレンデヴァーゲンと呼ばれていた時期もあるが、その頭文字のGを取り今はGクラスを名乗る。
軍用車を起源とする生まれも特殊だが、本格オフロードモデルの必須条件ともいえるラダーフレームの基本設計が、登場当初から33年にわたり基本的に変わっていないという事実も特殊だ。もちろん各時代の最高の技術が盛り込まれており、先日のマイナーチェンジでも、マルチインターフェイスのCOMANDシステムや、ヘッドライトにLEDドライビングライトを採用したばかりだ。
だが今回も、基本フレームに手は加わええられていない。その背景には、79年に設計されたフレームに、612ps、1000Nmを発揮するV12ツインターボエンジンの強大なパワーさえも支えるタフさがすでに備わっていたという、メルセデスの当時の技術力の高さを示す事実が隠されている。
しかし、多くのモデルがプラットフォームの共有化など生産効率の向上を果たしているなかで、79年当時の設計を引き継ぐGクラスの専用製造ラインを確保するなどの背景が、既存モデルのなかでもGクラスを高価にする要因にもなっている。また、G65AMGはG63AMGよりも約1500万円も高い理由の一つに、オーナーの好みに合わせて作り込んだ車両を一日でも早く届けようと、G65AMGだけは船ではなく空輸で運ばれていることも関係するそうだ。
ボクからすれば「空輸じゃなくていいからその分安く…」と思うところだが、そんな発想をしている時点で、このクルマのオーナーになる資格はないかもしれず、その特別な世界観にの前に、緊張してしまったのだろう。
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