Eクラスクーペ国内試乗 美しき、ルーフライン!
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:齋藤 正
新型EクラスクーペがCLKではなくEクラスクーペに“格上げ”された理由を、メルセデスは「このクラスのクルマを求めるユーザーの要望により高い次元で応えるため」と説明している。実際、CLKはCクラスをベースにつくられたカジュアルな雰囲気のクーペであり、僕のなかではCクラスクーペという印象が強かった。
新型Eクラスクーペも、ホイールベースやトレッドなどサイズ的にはCクラスに近い。けれど、デザインにはEクラスセダンの要素がふんだんに採り入れられているし、質感や装備にもEクラスを名乗るに相応しい内容が与えられている。また、前述したように室内空間のゆとりも向上した。見ても乗っても、明らかに上級移行を果たしているということだ。その結果、Eクラスクーペは、アウディA5はもちろん、BMW6シリーズと並んでも、見劣りしない車格感を獲得したと言っていい。これは、CLKには決して望めなかったことだ。それでいて、価格はE350で860万円と、CLK350の821万円に対して39万円しか上がっていないのだから、コストパフォーマンスの向上幅はハンパなく大きい。もっとも、CLKの価格が高すぎたという面もあるが。
いずれにしても、Eクラスクーペは大人に似合うエレガントで贅沢なクーペとして大いに注目すべき存在だ。基本は、生活臭を徹底的に排除した色気のあるクルマ。それでいて後席に座る家族や友人をフォローするだけの実用性もきっちり作り込んでいる。購入を真剣に考えれば考えるほど、この実用性の高さが心理的ハードルを低くしてくれるだろう。子供が大きくなって一緒に行動する機会が減り4枚ドアの必要性が薄れてきたとか、セダンやステーションワゴンよりパーソナル感の強いクルマに乗りたい・・・そんなふうに思っている人には最適な一台だと思う。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
平嶋夏海さんがアネスト岩田ターンパイク箱根にやってくる!「あつまれ!なっちゃんねるミーティング」が6/8開催/ゲストとして Ruriko さんも登場
マツダ新型「“後輪駆動”セダン」実車公開! クーペな“スポーティ”モデル! ガソリンエンジンも搭載する「EZ-6」中国に登場
気になってしょうがない!トライアルのバイクの後輪にある謎のツブツブの正体とは?
マクラーレン『セナ・センプレ』…大胆なカラーで伝説のF1ドライバーを表現[詳細画像]
ランチア『イプシロン』新型は「動く傑作」?
外すのは論外! 付いていても調整しないと効果は半減! 頭を休める役割「じゃない」クルマのヘッドレストの重要性
持続可能燃料が普及しても、F1はハイブリッドであり続けるべき? メルセデスPU開発責任者に訊く「市販車開発に関連していなければいけない」
100円ショップの「カー用品」激安だけど本当に使える? 雨対策の「撥水ガラスコーティング」効果はいかに?
「東京ー成田の最短路」大混雑の末端区間! 未完の「北千葉道路」延伸部 “計画変更”で渋滞緩和なるか
【MotoGP】ホンダの大エースはいかにドゥカティファクトリーライダーになったのか。MotoGP王者マルク・マルケス激動の4年半を振り返る
マツダ「コスモスポーツ」復活の噂あった!? 斬新「コスモ21」とは? 今後は「2ロータースポーツ」も登場か
「中身はどうせトヨタだから」といわれてきたレクサス車「なぜ最近、走りがよくなった?」開発陣が挑む「味磨き活動」の成果とは
【日本にピッタリ】MINIの“オシャカワ系”クロスオーバー「エースマン」発売! LBXなどのライバルに
【858万円】650psのハイパフォーマンスEV ヒョンデ「アイオニック5 N」発売
異色のハイブリッドと内外装変更。マイチェンと呼ぶには見どころ多めな新型「ポルシェ911」まとめ
【70年の歴史で初】コルベット E-Ray発表。6.2L V8+モーターでマッスルカーも電動四駆の時代に
気なるところ多少あれど…スバルの頂点「レガシィ アウトバック」はとにかく快適だった
ダイハツ謹慎終了の合図は新型「ムーヴ」。禁断のスライドドアでN-BOXやワゴンRをぶん殴る
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】