ミュルザンヌ、国内試乗 ベントレーの本流に乗る
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
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というわけで、現在はフォルクスワーゲン傘下にあるベントレーから去年、一台のブランニューモデルが登場した。それが、ルマンの長いストレートの果てあるコーナーの地名を採った、ミュルザンヌである。これは、同じくルマンの地名をその名に用いたアルナージの後継モデルとなるベントレーのフラッグシップサルーンで、その4ドアボディは全長5575×全幅1926×全高1521mm、ホイールベース3266mmという堂々たるサイズ。幅と高さはアルナージとほぼ同じだが、ホイールベースと全長が一段と長くなっている。
実をいうと、現在のベントレーのプロダクツは、大きく2つのグループに分けることができる。フォルクスワーゲン系のプラットフォームをそのベースに使うモデルと、かつてのロールスロイスの血も入った生粋のベントレー系列といえるモデルである。
フォルクスワーゲン・フェートンの4WDプラットフォームとW12エンジンをベースに使うコンチネンタル・フライングスパーやコンチネンタルGTが、前者のカテゴリーに属する。一方、アルナージの後継車たるミュルザンヌは、戦後のロールス&ベントレーの本拠地だったイングランドのクルーで開発された後輪駆動専用プラットフォームを持つ後者のカテゴリーの最新型で、いわばリアルベントレーの代表的存在といえるモデルだ。それだけにプライスもコンチネンタル系を大きく上回り、3380万円に達する。
しかもミュルザンヌ、パワーユニットもまさにリアルベントレーで、昔から使っていた排気量6.75リッターの古典的なOHVヘッドV8をツインターボで過給、512ps/4200rpmのパワーと1020Nm/1750rpmのトルクを、いずれも低回転で捻り出している。その一方で駆動系には最新鋭の8段ATを採用して、強大なトルクを後輪に送り込む。
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