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i-MiEV、市販車に試乗 EV時代の到来か!?

普通のクルマと変わらない

最大のハードルであったはずの、一般の人の心はばっちりつかんだ。クルマとしての性能も十分になりつつある。でも、実際のクルマとして使い始めたら問題が…ということはないのだろうか。

結論から先に言えば、「ほとんど」ない。なによりも頼もしいのが、去年試乗した「市販を前提に作られたプロトタイプ」から変わったところがほとんどない点だ。外観上の変更として、LEDランプを採用して少し未来的なエクステリア・デザインになり、メーター内に残りの巡航距離を示す機能が加わっているが、メカニズム上の変更がないのは、電力会社などによる公道走行実験の結果、問題がなかったという証だ。

だから、電気自動車という大きな期待を持って「i-MiEV」を目にすると、期待は裏切られる。なにしろ、459万9000円(ただし、補助金によって負担は軽減できる)もするのに、見た目は軽自動車の「i」と変わらない。しかし、ここでガッカリしてはいけない。電気自動車にとって、「普通のクルマと変わらない」はむしろ褒め言葉なのだ。「i」のパッケージングが優秀だっただけに、EV用のバッテリーを床下に積み、エンジンと同じスペースにモーターとコントロールユニットを搭載できたことで、エンジン車の「i」と寸分変わらない室内空間と荷室を生み出したことは、EV史上でも賞賛に値する。

そもそも、ベースとなった軽自動車の「i」からして、十分に未来的なデザインなのだ。リアミッドにパワートレーンを搭載して後輪を駆動するゆえに独特のフォルムを持ち、クリオネのような顔と繭玉のように円弧を描くサイドビューが十分に未来的な印象を与える。それに加えて「i-MiEV」では、フロントとリアのランプにLEDを組み込んで、普通の「i」より一歩先行く印象を作っている。

室内に目を向けると、こちらもベースの「i」と比べて大きな違いはない。ただ、通常の「i」ではスピード・メーターが備わる位置が、「コンビネーション・メーター」なる表示に変わっている。といっても、スピードメーターは「i」と同じで、円周の部分に駆動用バッテリーの充放電の様子がわかるパワーメーターが備わり、右上のトリップ・メーターの位置にあとどれくらい走れるかという「巡航距離残量計」が備わる程度の違いだ。

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