新型ウィッシュに試乗 リフォーム時代到来!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
歌は世に連れ、世は歌に連れ…とは良く言われることだが、時代はクルマ、特に大衆車に反映すると思う。
このトヨタ・ウィッシュ。03年に初代が出た時には当時のミニバンのコンパクト化の流れを受け、クラスリーダーであるホンダ・ストリームの寸法をミリ単位まで写し取って誕生。業界に物議を醸した。
しかも後発でありながらあっさり先達の販売台数を乗り越えてしまったのだから、まっことトヨタ恐るべし。あれはあれで当時の勢いを象徴していたと思うが、2代目は2代目で時代を象徴している。
それはある種のリフォーム化の流れだ。
ご存じ、今はクルマが売れない時代。よって世界戦略車が増えており、国内専用車はよほどのことがない限り作られない。しかし、ウィッシュは寸法的にもテイスト的にも国内専用。そこでトヨタはどうしたのか。
プラットフォームに旧型のものを流用。ムダな開発費を押さえ、熟成の方向に行ったのだ。ただしこれはほぼ同時に日本に上陸したVWゴルフを始め、去年発売されたクラウンやオデッセイも同じであり、つくづく時代は攻めではなく守りなのである。
特にウィッシュのような国内専用モデルだと、これ以上販売台数が伸びることは考えられず、初代を保有する既存ユーザーにどれだけ買い換えて貰えるかがカギになる。
過去の累計販売台数は55万台とかなりのもので、結構な買い換え需要が見込め、しかも4年前のマイナーチェンジの時には前期モデルから後期モデルへの買い換えも多かったとか。無用な客離れを防ぐという意味でも“全取っ替え”は避ける方が賢明なのである。
一方、最大のライバル、ストリームは06年のフルモデルチェンジでスタイルから中身まで一新。低床プラットフォームを採用して路線を微妙にシフトしたが期待したほどの効果は上がってない。まさに今はリスクを負わないスーパーリフォームの時代なのだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
後席ドアを開けたら後ろから来た自転車とドカン! 「後席にもミラーがあれば」と思ったらAmazonで売ってた!
ボルボEX30 詳細データテスト 高い動力とほどほどの操縦性 物足りない乗り心地 厄介な監視機能
中古車を狙っている人必見!! 約10時間&450kmの東京-静岡往復でわかった初代アウトランダーPHEVの実力
マセラティやAMGのタクシーも! メルセデス・ベンツ新型「Eクラス」にタクシー仕様はない!?【みどり独乙通信】
ダ・コスタ、ミサノの雪辱果たす逃げ切り優勝。前日優勝のキャシディ2位、日産ローランド3位|フォーミュラE第10戦ベルリンE-Prix
ちょっとクセが強すぎかも? オラ07 試作車へ試乗 モデル3へ並ぶ航続距離 欧州で販売へ
「SUBAROAD」ってなに? スバル車でなくても使える「寄り道ドライブアプリ」で淡路島を旅してわかった賢い使い方とは
マルティン、フランスGP完全制覇し今季2勝目! マルケス10人ごぼう抜き2位|MotoGPフランスGP決勝
2024年版 世界最速のクルマ 15選 恐るべき性能を持つ「市販車」たち
アストンマーティン初の超高級コンドミニアムが完成! 99%が完成前に成約済みの豪華すぎる全貌とは
70年前の人気「パワーアップ」チューニング モーリス・マイナー(1) 足りないのは馬力だけ
スーパーチャージャーが「別物」に変える モーリス・マイナー(2) 驚くほどのチューニング効果
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?