カングーのライバルはフレンチミニバン? それとも国産コンパクトミニバン??
掲載 carview! 文:編集部 55
掲載 carview! 文:編集部 55
パリの遊べて働けるクルマたちといえば「カングー」「リフター」「ベルランゴ」。今回はそれぞれの魅力を国産ミニバンとの比較も通じて検証してみよう。
高いユーティリティを誇りながら、生活感を感じさせない外観でライフスタイル派に大人気となっている「ルノー カングー」。特に今年は、3代目モデルが待望の日本上陸を果たした直後ということもあり、購入を検討中のユーザーもいるはず。
そこで今回は同じフレンチMPVのライバルである「プジョー リフター」と「シトロエン ベルランゴ」に加え、国産車からも「トヨタ シエンタ」、「ホンダ フリード」に登場してもらい、日仏のMPV(多目的車)同士で比較をしてみたい。
>>カングーってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>リフターってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>ベルランゴってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>シエンタってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>フリードってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
まず、カングー購入者ならチェックするであろうリフター、ベルランゴとの比較から。カングーの差別化ポイントは観音開きのバックドアとガソリンエンジンの設定。前者は狭い場所での開閉では抜群に便利だし、後者はディーゼルに比べ静かなうえ、価格も抑えられる。
<写真:ルノー カングー>
というのも、今回取り上げるフランス車3台のうち300万円台で買えるのはカングーのガソリン車(売れ筋グレードで395万円)だけ! また、わざわざ日本市場のために用意したというカングーの樹脂製ブラックバンパーも、このカテゴリーでは逆にオシャレに見えてポイントが高いと言えるかもしれない。
>>カングーのグレードごとの価格や詳細情報はこちら
>>カングーのユーザーと専門家の声はこちら
一方、同じステランティスグループに属するプジョーとシトロエンの兄弟車の売りは、3列シート7人乗りのロングボディが設定されていること。お値段はやや高くなってしまうが(リフター・ロング:455万円、ベルランゴ・ロング:443万3000円)、いざというとき大勢乗れるのはファミリー層には頼もしい。
<写真:プジョー リフター><写真:シトロエン ベルランゴ>
また、カングーのように観音開きでない代わりに、リフターおよびベルランゴのリアゲートはガラスハッチだけを開閉することも可能。さらに、1.5Lディーゼルエンジンが130ps/300Nmと、ほぼ同じ排気量のエンジンを積むカングー(116ps/270Nm)よりパワフルで、一段多い8速ATが組み合わされる(カングーは7速AT)のもリフターおよびベルランゴの美点となる。
>>リフターってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>リフターのユーザーと専門家の声はこちら
>>ベルランゴってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>ベルランゴのユーザーと専門家の声はこちら
なお、ステランティスからはこれらの兄弟車である「フィアット ドブロ」も近々日本上陸を果たす見込みだ。
>>カングーのライバル? フィアットから間もなく登場する「ドブロ」ってどんな車?
では、3車でどれがイチオシなのだろう。この点、上に挙げた個々の推しポイントが響けばそれで決めてしまってOK。ただ、それがなければリセールまで含め、やはり現行型が登場したばかりのカングーを買うのが正解だろう。足下では納車の滞りから中古車にプレミアム価格が付いているが、やはり代替わりすると売却価格はグッと下がってしまう。それゆえ、フルモデルチェンジが一番遠いカングーを買っておくのがベターと言える。
>>カングー(先代)の中古車情報はこちら
>>カングー(先代)のリセール価格はこちら
<写真:ルノー カングー>
こうしたフランス車3種類に対し国産車のメリットは、まず絶対的な安さ。ガソリン車の売れ線グレードで「シエンタG(5人乗り)」が230万円、「フリードG(6人乗り)」が233万900円という価格設定はカングーなどに比べおよそ200万円も安く、それだけでフランス勢に対し大きなアドバンテージとなる。修理などの維持を考えると圧倒的なディーラー網の充実も、特に地方部では国産車を選ぶ強い理由になるだろう。
>>フリードってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>フリード(ハイブリッド)ってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>シエンタってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
ただ、買いやすく維持しやすいということは、ありふれていることとほぼ同義。よって、人とは違う選択をアピールするには国産車ではなかなか厳しいものだ。
もちろん、ボディの大きさゆえの積載性や、フロントシート頭上の大型収納スペースなど実質的な装備の面でもフランス車勢が優れている点は多い。これらを踏まえると、フレンチMPVを支持するユーザーのなかには、シエンタやフリードはライバルにはなり得ないと考える人も多いかもしれない。
>>カングーってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>カングーのユーザーと専門家の声はこちら
>>リフターってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>リフターのユーザーと専門家の声はこちら
>>ベルランゴってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>ベルランゴのユーザーと専門家の声はこちら
写真:ルノー、ステランティス、トヨタ、ホンダ
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
レース観戦初心者でも大丈夫! 今さら人には聞けない「SUPER GT」の観戦術とは? 10倍サーキットを楽しむ方法をお教えします
【独ニュルへご招待】 アイオニック5Nファーストエディションの購入特典 5Nの導入時期も発表
ランドローバー「ディスカバリースポーツ」2025年モデル発表 エントリーグレードを新導入
大型トラックの確実な休憩で「黄色いペットボトル」問題も解決! 全国11カ所のSAで実施中の「短時間限定駐車マス」とは?
アルファロメオ ジュリア&ステルヴィオ 82台限定「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
ホンダF1、2026年導入の新PU開発は”計画通り”に進行中。まずは重要度高まる電気部分に注力
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」2
2026年には45歳……アロンソのようなドライバーは二度と現れない? ノリス脱帽「僕はそのことをとても尊敬している」
これは踏んでいいのか…? 道路でどんどん増える「ナゾの車線」4選 白や黄色だけじゃない!
超カッコイイ! 斬新「“サテライト”スイッチ」って何!? どう使う!? もはや懐かしい“SF装備”なぜ流行ったのか
RBメキーズ代表、リカルドの復活を確信。改善傾向のパフォーマンス挙げ「具体的な進歩が見られたことは自信にも繋がるだろう」
走行距離の短さを重視する人が減少傾向! 若者ほど気にせず欲しい車を選ぶ!?【中古車購入実態調査】
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも