ミニバンの戦いが熱い、軽の販売は急減【ボディタイプ別売れ筋】

セダン：アクシオがマイチェン効果を発揮

セダン部門は計1万5943台で、市場シェアは10.3％。前年4月は9.6％だったが、11月以降はニューモデルの登場により、10％以上を維持している。昨年11月と12月は「スバル WRX」が、今年1月以降は「ホンダ グレイス」が主に市場拡大に貢献している。しかしこのセグメントは「クラウン」や「カローラ」といった定番モデルの人気が根強く、一度は上位にあがっても、時間とともにじわじわと定番車に飲み込まれていくことが多い。

首位は3ヶ月連続で「トヨタ クラウン」。前月3位だった「トヨタ カローラアクシオ」は、「グレイス」を抜いて2位に浮上した。カローラアクシオは4月1日に外装を一新し、新エンジンや安全装備を充実させるなどの大掛かりなマイナーチェンジを受けたが、これが早くも数字に表れた模様。グレイスは3位に転落したが、5ナンバークラスでハイブリッド・パワートレインを持つという点ではカローラアクシオと同じ。老舗セダンを相手に新鋭セダンはどう戦っていくのか。今後の巻き返しに期待したい。なお4位と5位には「トヨタ プレミオ」と「トヨタ SAI」が入った。