新型スイフトスポーツ 乗るならMTかCVTか?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:中野 英幸
また、振動の収束の良さや微細な動きに対して素直な理由には、ブレーキキャリパーやホイールやハブ、トーションビームなどをスイスポ専用にして、ノーマルモデルに対してバネ下重量を10kg軽量化した効果も見逃せない。
ステアリング周りの取り付け剛性が高められ、ハンドルからの手応えが素直かつダイレクトなところも良い。しかもその特性は速度域を問わず、負荷が大きく掛かる激しいスポーツドライブの時でさえ変わらないのだ。しかも驚くのは、そのようなダイレクトさがありながらも、ハンドルが取られそうな凸凹でも握る手に力を込めずに走れること。こういう細かなところが、様々な道を走り仕上げた効果とも言える。
「スズキのテストコースを見たい…」。スイスポに試乗している間、ずっとそのことが頭の中を駆け巡っていた。クルマの乗り味は人と道が鍛え上げ、洗練させるものだ。どんな道を走れば、このようにシッカリとしていながらしなやかにクルマが動き、操作性や素直さや俊敏さや気持ち良さをバランス良く備える乗り味が手に入るのだろう?
開発者に聞くと、「相良(スズキのテストコース)も使っていますが、今回は様々な道を求めて積極的に外に出て仕上げました。主だったところは、イギリスとドイツの一般道やスペインにあるIDIADA(自動車総合試験テストコース)です」とのこと。
答えを聞いて妙に納得した。新型スイスポレベルの乗り味は、様々な路面環境や走行環境を走らなければ得られないもので、外に出た意味は多いにあったはずだ。
このスイスポのように、国産メーカーも開発段階から積極的に一般道を走ってクルマを仕上ていく環境が整うことを期待する。ユーザーが使う環境でテストする事無く発売される商品などクルマくらいだが、今の日本メーカーにはまだ、こんな習慣が当たり前のように存在しているのだ。命を乗せて走るクルマにおいて、これは異常なことだろう。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トヨタ、シエンタを一部改良 メーカーオプションが設定グレードに標準化など
マッチが水素エンジンで激走!! 久々のレーシングカーで最新技術体感 モリゾウさんとのタイム争いがガチだった
日産で一番売れてる「ノート」なぜ派生車がお買い得? 上級仕様でも「オーラ&オーラNISMO」が“割安”といえるワケ
地方路線バスは崖っぷち! 修学旅行のために「高速バス運休」という異常事態、もはや公金投入しかないのか
走行中でも純正ナビでテレビ視聴! データシステムのTV-KITにレクサス『LBX』の適合が追加
レクサスが「小さな高級車」実車展示! 究極の自分仕様も登場!? サイズのヒエラルキーを超えた「LBX」 世界観が体験出来る場所とは
クルマに「鳥のフン」が落下! 放置すると「クルマが痛む」原因にも! 落とされやすい「ボディカラー」と手軽な“対処方法”とは
どんなバイクか説明できる? 古いバイクで度々目にする「レストア済み」の意味
ハースF1を離れた元テクニカルディレクターのレスタ、ガーデニング休暇後はメルセデスに加入へ
ホンダはエンジン開発を復活させるべきだ! 名エンジン3選
OAM2024人気車両コンテストグランプリは「KUHL JAPAN」の「35R-2024EIDTION WIDE BODY」に決定! メイド・イン・大阪です
駐車時は「ハンドル真っ直ぐ」が基本じゃないの? 高速でパトカーや作業車両がハンドルを切ったまま路肩に停めるワケ
PHEVで高性能なランボSUVの本命「ウルスSE」は3150万円。電動パワー+新デザインでお買い得
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?