70~80年代のインドネシアにも「いつかはクラウン」はあった!?
掲載 更新 carview! 文:大田中 秀一/写真:大田中 秀一
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あのころの駐在員のクルマと言えば「カローラ」「コロナ」「クラウン」でした。会社の事情や駐在員の数によって違いましたが、だいたいが肩書きに見合うクルマが使われます。特に大企業では“肩書き=クルマ”になっていたので、小中全校で800人ちょっとという狭い駐在員家族たちの世界では、誰の家にどのクルマがあるかをみんな知っていたものです。
特に少年たちは、“車種=だいたいの自分のお父さんの肩書き”と漠然と感じていました。カローラ、コロナくらいだとさほど差はないのですが、クラウンとなるとちょっと別格な感じがあって、「あいつん家はクラウンなんだぜ!」とか「うちのお父ちゃんもクラウン乗れるようになんないかな~」なんて具合に。やっぱり少年たちもクラウンに乗りたかったんですね。
ある日ちょっとした激震が走りました。
「こんど転校してきたあいつん家、クラウンなんだよ!」
いや、そんなにクラウン珍しくないし。
「普通のクラウンじゃないんだぜ。窓がボタンでスーッと開くんだよ、ロックも運転手がボタンでガシャンと開け閉めするんだよ! さすが大使館は違うよな~、うらやましいよな~!!」
今ではどんなクルマにも当たり前の、パワーウインドウとパワードアロックの登場でした。スーパーサルーンという、何やら高そうな雰囲気の書体のエンブレムも新鮮でした。それまで見ていたデラックスとの格の違いは明らか。それからは、「俺ん家もボタンでスーッと窓が開くクルマになんないかな~」と、クラウンよりパワーウインドウに注目が移りましたが。
そんなこんなで、アジアにいればカローラ、コロナ、クラウンの3車はどこででも見られました。クラウンは日本専用車のイメージがありますが、当時のアジアではけっこうメジャーな存在だったと記憶しています。サラリーマンのお父さんが自分で買えるこれらのクルマ、そして“上がり”としてリアシートに乗る夢を見る「センチュリー」を加えた4車のモデル名のアルファベットの頭文字を取って、“トヨタを代表する4C”と僕は勝手に呼んでいました。
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