M3&M4開発プロト同乗。新エンジンの実力
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
BMW M社は、次期型のM3を開発中だ。3シリーズから独立して4シリーズが投入されたのを機にM4の開発も同時進行している。2013年8月には、アメリカの西海岸で開催されたペブルビーチ・コンクール・デレガンスでM4のデザインスタディとなるコンセプトM4クーペを発表。そのアグレッシブなエクステリアを、BMWのオフィシャル動画サイトであるBMW TVで確認することができる。そこには走行シーンも含まれ、エンジンの快音も聞こえてくる。だが、2013年9月に開催されたフランクフルトショー2013でも技術面の内容はベールに包まれたままであった。
その内容が、今回リポートするBMW M3 M4 Technology Daysで明らかにされたのだ。舞台となったのは、ドイツのミュンヘンにあるBMWドライビング・アカデミーだ。この施設は、BMW M社が統括するBMWドライビング・エクスペリエンス(かつてのBMWドライバー・トレーニング)の常設会場であり、BMWに関連する各種イベントも開催される。用意されたプログラムは、プレゼンテーション、M3またはM4の同乗試乗、コア技術が解説されるワークショップという構成であった。
まず、プレゼンテーションではBMW M社のCEOであるフリードリヒ・ニチェケ氏が自ら登壇し「搭載する直列6気筒エンジンは極めて高回転型であり、素晴らしいサウンドを聴かせてくれるでしょう。最高出力は430ps以上、最大トルクは500Nm(51kgm)以上の獲得を目指しています。(中略)お楽しみください」と語ったのだ。
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