500アバルトに海外試乗! サソリの猛毒にやられた
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:FCAジャパン
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もちろん、エンジンの気持ちよさが活きるのも、フットワークの素晴らしさあってこそだ。サスペンションは、形式こそ不変ながらアバルト専用の味つけに。さらにフロントにはTTC(トルク・トランスファー・コントロール)と呼ばれる、旋回中の空転した内輪にブレーキをかける疑似LSDが備わる。そしてブレーキは、フロントがベンチレーテッド、リアがソリッドの4輪ディスクとなる。
アシの良さを実感させる最初のポイントはブレーキングだ。よく効くだけでなくコントロール性に優れ、つんのめる感覚とは無縁に思いのままに速度を殺して、望んだ通りのフロント荷重をつくり出すことができる。それに合わせてステアリングを切り込んでいくと、車体は操舵に対して素直に向きを変えていく。その時、ブレーキを残し気味にすれば、舵角はもっと少なくて済む。電動パワーステアリングの操舵感の薄さは不満だが、操作と挙動の一体感自体は目を見張る気持ちよさだ。
そうして、うまく向きが変わったらアクセルオン。TTCの効果は、まさにここで発揮されているはずで、相当無茶をしない限りはアンダーステアとは無縁に立ち上がることができる。しかし仮に踏み込み過ぎたとしても、舵角をさらに増して、あるいはアクセルを抜いて舵角を戻して、狙ったラインに乗せるのは容易い。懐深く、しかもコントロールの幅も広いから、失敗を恐れずどんどん攻めていけるのである。
その走りの全体の印象は、とにかく一体感に満ち、そしてコントロール性に優れているというところに尽きる。その代償として乗り心地は硬めだが、ひとたびこの走りを味わったなら、不満の声を挙げる気など無くなってしまうに違いない。
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