M6カブリオレ、M5より明らかにスポーツカー
掲載 更新 carview! 写真:Kimura Office
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しかもM6はBMW M社にとってフラッグシップとも言えるモデルである。M6カブリオレのエクステリアは、Mモデルならではのダイナミックかつエアロダイナミクスに優れた専用スタイリングをまとう。インテリアはスポーティでありながら非常にラグジュアリーに作り込まれている。華のあるオープンカーであることも相まって、まるで生活感を感じさせないそのアピアランスは、このモデルがエクスクルーシブな存在であることを如実に物語っている。
開発プロジェクトリーダーのジークフリード・フリードマン氏は「M6カブリオレは極めてスポーティなオープンスポーツカーですが、クーペよりも快適性を重視して、よりラグジュアリーなモデルとして開発しました。車重がクーペより140kg重いこともあり、サスペンションや各種電子制御システムは専用セッティングとなっています」と語っていたが、その圧倒的な走りには正直驚かされた。
以前の5.0リッターV10を出力で10%、トルクで30%も上回る4.4リッターV8ツインターボは、1980kgと2トン近いボディをなんの躊躇も無く強烈に加速させる。迫力あるV8サウンドを伴って加速する様は、まるでジェット旅客機の離陸時のようである。0-100km/h加速4.3秒という数値に偽りは無いようだ。ドライブロジックをもっとも押さえた設定にしていてもパフォーマンスに全く不足は感じない。また、アウトバーンで200km/hを超えるペースで走行しても、オープンのボディは剛性感に溢れ、圧倒的な安心感とともに矢のように突き進むのである。
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