エクストレイル、デザインが流麗になった理由
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
つくづくある種の日本の特殊性というか、閉鎖性を痛感しちゃいましたねぇ、新型エクストレイル! 2000年に登場したシティ派コンパクトSUVの3代目で、ホンダCR-VやトヨタRAV4のガチンコライバル。ただしイメージや商品アプローチは他とはかなり違って「タフギア」を全面的に謳い、ボクシーな箱型デザインを纏うと同時に、全天候トラクションを保証するオールモード4×4-iシステムや防水カブロンシート、傷に強いスクラッチシールド塗装を売りとし、独自のファッショナブルな硬派路線を築いてきた。確か日産初の乗用クリーンディーゼルもエクスレイルだ。
結果、日本国内では月3000台レベルの実績を誇り、先代モデルは07年から3年連続で日本国内SUV販売ナンバーワン。よってこのテイストは永遠かとも思えたが、海外じゃボロ負け。今や世界最大のSUV市場となった北米と中国ではライバルのCR-Vが月1万5000台レベルのところをエクストレイルが中国3000台。北米のみエクストレイルの衣替えバージョンのローグで1万2000台レベルと報いている程度なのだ。
最大の敗因は、装備やパフォーマンスじゃなくて古典的硬派デザイン。独特の箱型フォルムは北米はもちろん中国でも作業車然として見えるようでほぼウケない。
よって今回は中身の硬派路線を正常進化させつつ、スタイルは真逆な大イメチェンを図り、大幅にモダン化。同時にエクストレイルと北米用ローグが一本化され、ついでにディーゼル車導入も後回しになったのだ。
ガラパゴス化から適度な脱出! ってのが新型の本当の狙いでしょうか。果たして日本人がついて来れるかわかりませんが。
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