ドイツ勢の自動運転や電化、HMIの未来は?…CESレポート【前編】
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:各メーカーオフィシャルなど
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:各メーカーオフィシャルなど
2014年にCESに初参加するにあたって“自動ドリフト”を披露して大きな話題を生んだBMWは、今年はIoT(モノのインターネット)をキーワードに家や家電や社会とクルマのつながりを見せた。最大の目玉は、「i8カブリオレ」をベースに、最新のHMIを搭載した「iビジョン・フューチャー・インタラクション」だ。
スイッチで自動運転モードに切り替えるとステアリングが沈み込み、助手席側の21インチ大型ディスプレイをジェスチャーで操作できる。ダッシュボードに向かって手をかざすと、その動きを読み取って機能が表示される。選択後にステアリングに埋め込まれたボタンを押せば、クリック感とともに操作が完了する。未来感の演出かとおもいきや、ディスプレイなら、タッチパネルやコントローラより離れたところに設置できるので、自動運転に切り替えたときにリラックスできる空間が作れるという。
BMWらしくてお洒落だなあ、と思ったのが、玄関のミラーにすべての情報を統合して表示し、操作までできるコンセプト。どう使うかというと、例えば、i3で帰宅したら、玄関先でクルマを降りて、家の中に入ってしまう。玄関のミラーを操作して自動で車庫入れをして、非接触型充電器で充電までできる。同時に、スマホのスケジュールも表示されて、友人と会う時間までにフル充電できるかなんてことまでわかる。
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