キャプチャー試乗。オシャレな“ネクストゴルフ”
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
一方車高を上げ、ボディをデカくするとツラくなるのが走りだが、そこもキャプチャーは最低限に抑えている。ボディ骨格だが冒頭ではルーテシアベースと言ったがかなりの部分を最適化。一部フロアやサスペンションはクリオエステートやグランドモデュスのものだし、バルクヘッド部やリアは完全新設計。
エンジンは最新型の直噴1.2リッター直4ターボで、120psの最高出力もさることながら、190Nmの高トルクを2000rpmで発揮。これに6速デュアルクラッチミッションが組み合わされて、燃費は欧州複合基準で5.4L/100km(≒18.5km/L)と良好。さらに燃料消費を10%抑えられるエコモードも選べる。
実際の走りだが、さすがのトルクとダイレクトなギアボックスにより発進直後から力強い。もちろん絶対的パワーはそれほどでもなく、回すと楽しいとかメチャクチャ速い! ってことはないけど欧州の標準的な走りだ。
それよりルノーらしく硬めだが気持ちよくフラットな乗り心地に、操舵力こそ軽いが手応えがちゃんと伝わってくるハンドリングがいい。ここは乗った人にしかわからないが、ドイツ車や他のフランス車とも違う、ルノー独特のシャープかつ快適な走り味。さらに侮れないのが価格で、装備充実の日本仕様が259万8000円スタートとリーズナブル。今のユーロ高を考えるとズバリ破格値だ。
だからコイツはある意味「ネクストゴルフ」なのかもしれない。今や欧州をはじめ、世界的ベーシックカーとなったVWゴルフだけど、見た目的に正直新鮮さはないし、上質で大変いいクルマだけど無難。昔で言えば巨人、大鵬、VWゴルフってな感じすらある。
よって同等の使い勝手を持ち、個性的な走りとなおかつ見た目新鮮でキャラ立ちしたクロスオーバーが今、求められているのかもしれない。時代はこうして巡る。そんなものかもしれませんねぇ。
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