スバルを満喫! XV、インプレッサ、WRX S4&STIにイッキ試乗
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
お次はスバルのスポーツイメージを代表するWRXで、S4とSTIの2モデルがあるが、まずはマイルド版のS4に乗った。WRCカーの中心が4ドアセダンベースだった頃のイメージを受け継ぐモデルで、マイルド版ゆえにリアスポイラーも控えめなデザインだが、225/45R18のダンロップを履くそこはかとなく低い車高が、只者でない雰囲気を醸し出している。
マイルド版とはいえ、2リッター水平対向4気筒は直噴ターボによって300psのパワーと40.8kgmのトルクを叩き出す。駆動方式はもちろんAWDだが、トランスミッションが6段マニュアルモードつきCVTなのがS4のポイントのひとつで、MTの設定はない。クルマのキャラクターからすると、もう少し低く座れる方が好ましいスポーツシートに身体をあずけて走り出すと、さすが300psエンジン、1540kgの車重を軽々と引っ張り上げていく。
スポーツリニアトロニックの名を持つCVTは、Dレンジのオートモードのままだと若干メリハリに欠ける印象をうけるが、もしもそう感じたらセレクトレバーをM=マニュアルモードに送り込み、ステアリングパドルを積極的に使ってドライビングするといい。ステアリングと一緒に回るタイプのパドルは、レスポンスがもう少しクイックでもいいかなと思わぬではないが、短いストロークで気持ちよくシフトを決められる。
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