掘り出しモノを発見! プジョー×HEAD試乗
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
タマゴとベーコン、イチゴと生クリーム、日本茶とお煎餅…世界には数々の黄金の食い合わせというか伝統のゴールデンコンビが存在するが、やはりスキー&ドライブ! 最高である。
先日、最新プジョーに乗って、これまた最新HEADのスキーギアで滑る…という仕事を忘れるような企画があったのだが、マジでいろんな意味で蘇りました。そう、スキーもそうだが、あの頃、クルマってなんてステキなんだ! と思ったことを。しかも場所は体育会スキーのメッカとも言える八方尾根。今回は大雪でコブの名所、ウサギ平を滑るには至りませんでしたが、完全に思い出させていただきました。
スタートはヨコハマタイヤの最新スタッドレス「アイスガード iG30」を履いたプジョー508グリフのセダン。空気圧が若干おかしかったのか乗り心地は硬めだったが、やっぱりラクチン。非常にロングツーリング向けのクルマで、リアシートに大人の男がゆったり座れるだけでなく、ボディの剛性感、パワートレインの出来が何とも長距離向けだ。
エンジンはご存じBMWと共同開発の1.6リッターターボ(156ps/24.5kg-m)で、スペック的には物足りない気もするが、とんでもない誤解どころか、ほぼ最適。1400rpmの超低回転から24.5kg-mのトルクを発生するだけでなく、トルク特性が発進から高速ツーリングまで扱いやすい。
実際、日常的に使うエンジン回転域ってせいぜい2000~3000rpm。しかも508の6ATもそうだが、最近のギアボックスはみんな燃費向上の為に全速度域でダイレクトにギアをつなぐから、アイドリングから2000rpmまでの特性が如実に走行性能に響く。昔みたいに5000~6000rpmにトルクピークってのは、逆にかったるくてこっちの方が快適なのだ。
しかも片道約400kmを走って、メーター読み燃費がリッター12km台! 車重1.5トンのミディアムセダンを考えるとなかなかの燃費だ。昔、軽自動車でムダにガソリン使ってスキーに行ったことのある身からすると夢の様である。
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