ハスラーの納期はどのくらい?期間の目安や納期待ちの理由と早く乗る方法【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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ハスラーは2014年から発売されて以来、老若男女問わず人気の軽クロスオーバーです。ひと目でハスラーと分かるデザインが魅力的で、普段使いからアウトドアまで幅広く活躍しています。
しかし、2代目新型ハスラーも人気が高く、目標販売台数を超えて生産が追いついていないのが状況です。その他にも納期待ちになる理由はいくつかあります。この記事では、ハスラーの納期や納期を短くする方法を解説します。
目次
スズキ ハスラーは2014年から発売されている軽自動車です。2020年1月にフルモデルチェンジが行われ、2代目となりました。フルモデルチェンジ後の2代目では、スクエア型になり室内空間が広くなっているため、さらに人気が上がっています。まずは、ハスラーの納期が現状どのくらいなのかを見ていきましょう。
フルモデルチェンジ後の販売目標台数は月間で6,000台としていますが、全国軽自動車協会連合会の調査では、2022年の累計台数は70,373台で月平均約5,900台と、目標台数を若干下回る結果です。
ただ、世界的な半導体不足で製造が遅れていることもあり、納期がはっきりしない状況です。実際にはどの程度待たなくてはならないのでしょうか。納期の予想は後述します。
2022年5月に一部仕様変更がされ、安全性能や特別仕様車の追加が行われました。全車速追従機能が付いたアダプティブクルーズコントロール、車線逸脱抑制機能を全グレードへ標準装備しています。
また、特別仕様車の「J STYLEII」は、HYBRID X・ターボを基にした車種で、専用装備が採用されました。スズキでは初となるナノイーXがフルオートエアコンに搭載されているなど、魅力の詰まったグレードです。
ボディカラーも専用のものが用意され、ウッディブラウンの2トーンカラーや、アーバンブラウンパールメタリック ソフトベージュ2トーンなどを設定しています。
ハスラーの納期は、2023年1月時点で4か月~6か月と予想されています。スズキの公式発表ではないため、実際の納期は販売店で確認しましょう。なお、ボディカラーがモノトーンか2トーンかでも納期が異なります。
ハスラーの納期が長引いているのは、人気が理由だけではありません。新型コロナウイルスの拡大による生産ラインの停止や、一時的な工場閉鎖が大きく関係しています。また、新型コロナウイルスが広まる以前から問題となっている半導体不足も大きな要因です。
ハスラーの納期待ちが長いのは、主に人気車種であることや部品の供給不足が関係しています。部品不足による遅れは予想がつくものの、なぜ人気車種だと納期が遅くなるのでしょうか。ここでは、納期待ちに影響を与える「人気車種であること」「部品の供給不足」について解説します。
ハスラーは、軽ワゴンとSUVを掛け合わせた新しいジャンルの車種です。現行モデルは初代よりも四角くなり、室内空間が広くなっています。シートアレンジも豊富で、スポーツからアウトドアまで幅広く活躍できると人気が高まりました。そのため新車の注文数が増加し、バックオーダーが増えています。
バックオーダーとは「入荷待ち」のことです。先に待つ人が多くいるほど納期が長くなるため、ハスラーの人気の高さが納期待ちを生み出していると言えるでしょう。
スズキはハスラーを含め、2022年6月末時点において日本市場で約20万台、インド市場で約30万台ものバックオーダーを抱えていたようです。バックオーダーが解消されないのは、ハスラーの人気上昇に加え、部品の供給不足も大きな要因です。
新型コロナウイルスにより、ロックダウンされた中国からの部品供給が絶たれ、国内工場の湖西工場が一時的に操業停止されました。LEDライトや自動ブレーキセンサーなど、必要な部品が調達できず生産量が減り、納期が遅れる原因となっています。
納期が分からないと購入に踏み込めないという方もいるでしょう。ハスラーの納期は4か月~6か月と予想されていますが、実際の納期を知るにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、ハスラーの納期がどの程度なのか調べる方法を紹介します。
ハスラーの新車の納期を確認するには、まずはメーカー・ディーラーの公式サイトを確認しましょう。現在スズキのメーカーおよびディーラーサイトでは「納期遅延のお知らせ」の告知はあるものの、詳細な日程までは明記されていません。今後更新される可能性もあるため、小まめにチェックしてみましょう。ディーラーサイトでは、ブログで納期に触れている店舗もあります。
現状、スズキのメーカーサイトからはっきりとした納期は確認できません。目安だけでも知りたいという場合は、直接ディーラーに確認することをおすすめします。ディーラーに聞くことで、リアルな生産進捗状況が確認できるでしょう。比較的納期が早いグレードやボディカラーを教えてもらえるかもしれません。
ただし、ディーラーによって納期が変わることがあるため、複数のディーラーへ問い合わせることがポイントです。
ハスラーの納期は4か月~6か月と言われていますが、人気車種であることや半導体不足のためそれ以上かかることも考えられます。納期が長いことから購入をためらう方もいるのではないでしょうか。ここでは、納期待ちを短くする方法をいくつかご紹介します。
少しでも早くハスラーを手に入れたい方は、人気色やベースグレードを選ぶとよいでしょう。ディーラーでは、人気モデルを前もって多めにメーカーへ注文しています。ただし、在庫がない場合は注文してからの製造となるため納期は長くなります。
また、有料色や2トーンカラー、メーカーオプションを付けると納期が長くなります。最上級グレードを選択した場合も同様の傾向です。
納期が長い場合、納車待ちの間に事情が変わりキャンセルが出ることがあります。そのため、キャンセル待ちもひとつの方法です。キャンセルは必ず発生するとは限りませんが、まずはディーラーでキャンセル待ちが可能か確認をしましょう。キャンセル待ちが可能だった場合は、キャンセルが出た場合に連絡が入ります。
キャンセル待ちの注意点は、グレード・色・オプションなどの指定ができないことです。こだわりの条件がある場合は、あまり効果的な方法ではありません。
新車は納期が長すぎて待てないという方は、中古車を視野に入れましょう。人気車種のハスラーは、中古車市場に在庫が多く出回っています。すでに車両があるため、新車のように納期を気にする必要がありません。また、中古車はメーカーオプション装着車や有料色まで選択肢に入ります。
中古車の中でもおすすめなのが、届出済未使用車です。届出済未使用車は、新車の届出はされているものの公道を走行していません。新車同様にもかかわらず価格は新車よりも安いため、一度チェックしてみる価値はあります。
ハスラーの納期が長いことから、別の車種にしようかと悩んでいる方もいるかもしれません。しかし、長く待つだけの魅力がハスラーにはあります。ここでは、ハスラーの内外装と乗り心地、実際に乗っている方のレビューをご紹介します。
ハスラーは丸いヘッドライトのファニーフェイス、ポップなボディカラーから遊び心を感じさせます。愛車を紹介できるSNSの「みんカラ」に寄せられたオーナーの方々のレビューにも、見た目に関するものが多くありました。
『カッコ良さと可愛らしさも両方も持ち合わせた私のなかでは最高の軽なクルマである。』『見た目はPOPな感じで個人的には好み』『見た目が可愛くおしゃれで大ヒットするだけの要素がある』など、デザインへの評価はもちろん、所有することへの嬉しさを感じることができます。
ハスラーは乗り心地や燃費にもこだわっています。みんカラのレビューでも、走行性能の高さが好評です。
『小さなエンジンなのに、加速もよく、乗り心地、制動も本当に良いです。』『加速性能にびっくり。その辺のコンパクトカーよりグイグイ加速します。』『燃費も良く、街乗りでも18は走り、遠出をすれば20以上。』など、軽自動車でもストレスなく走行できること、高い燃費性能に魅力を感じるオーナーは多いようです。
スクエア型になった2代目ハスラーは、先代モデルより積載量が増えました。シートアレンジも豊富で、どのような形状の荷物でも楽に積み込めます。みんカラのレビューでも、積載力や収納力の高さに満足している声が多くありました。
積載力では『後席倒せば広く使えて、テレビ等の家電を買った時も積んで持って帰れるのがよい。』『リアシートを倒せば荷物もたくさん乗りますのでキャンプに行くのがとても快適です。』など、軽自動車でもアレンジ次第で多くの荷物を乗せられることが分かります。
また『車内の小物入れ等収納場所は多い。』のように、細かな荷物の整理ができることもポイントです。
車を購入する際は、納期に加えて価格の把握も大切です。新車はグレードやメーカーオプションによって価格が異なり、中古車も個体によっても変わります。納期と価格、どちらも希望に合うハスラーを見つけましょう。ここでは、ハスラーの新車・中古車価格をご紹介します。
ハスラーは分かりやすいグレード構成で、2種類+ターボ車しかありません。HYBRID Gはアダプティブクルーズコントロールと車線逸脱抑制機能非装着車が選択できます。グレードごとの新車価格は、以下のとおりです。
グレード | 新車価格 |
---|---|
HYBRID G | 136万5,100~156万5,300円 |
HYBRID Gターボ | 152万200~169万8,400円 |
HYBRID X | 153万8,900~171万7,100円 |
HYBRID Xターボ | 163万9,000~181万7,200円 |
(2023年1月時点の情報)
ハスラーの中古車をお考えの方は、現行車に加えて初代もおすすめです。新車の初代ハスラーは購入できませんが、中古車であれば手に入ります。初代はかわいらしい丸みのあるデザインが特徴で、新型にはない個性的なカラーも設定されていました。
中古車では納期待ちもなく、自分の好みのカラーやグレードを選べるというメリットがあります。ハスラーの初代・現行の中古車価格は以下のとおりです。
初代 | 27万5,000円~198万8,000円 |
---|---|
現行 | 85万円~258万円 |
(2023年1月時点の情報)
現行ハスラーは、発売以来人気を維持しているモデルです。新型コロナウイルスの拡大、世界的な半導体不足も相まって、納期遅れが生じています。現状はっきりした納期は分かりませんが、4か月~6か月はかかるでしょう。
新車の納期はメーカーサイトやディーラーで確認する方法がありますが、納期を早めるなら中古車もおすすめです。中古車市場には多くのハスラーが流通しています。希望のグレード、カラーのハスラーを早く手に入れられるでしょう。新車の納期を調べつつ、中古車もチェックしてみてください。
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