ティグアンに待望のディーゼル&4WD導入。課題はモアパワー
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦
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ただし、340Nmバージョンであっても、従来唯一の選択肢だった1.4L直4ガソリンターボエンジン搭載モデルと比べると、常用域での力強さは一段も二段も上。最高出力は150psと同じだが、その発生回転域は低い。低いということは最高出力に達しやすいということを意味する。また最大トルクはディーゼルのほうが90Nmも上(発生回転域はほぼ同じ)。90Nm違えば別のクルマだ。
エンジン回転が伸びやかなのはガソリンだが、といっても8000rpm回るわけではないので、下から力強いディーゼルのほうが実用的だし、走らせて楽しくもある。ただし、JC08モード燃費の差はディーゼルが17.2km/L、ガソリンが16.3km/Lと大きな差はない。もっとも燃料代は軽油のほうが安いわけだが。
ティグアンの場合、同じ装備レベルだとディーゼルは20万円高い。損得は何年間乗るか、何キロ乗るかによって変わってくるが、“日常的に感じる力強さ”というメリットのためにも+20万円を支払う価値があると私は思う。予算に限りがあるならグレードを下げてでもディーゼルを選択することをおすすめしたい。
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