911GT3 新ウイングで ダウンフォースは2倍増
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
ポルシェ911といえば、水冷エンジン2世代目のタイプ997が去年から後期型に移行しつつあるが、その波がついにスパルタンモデルに及んだ。硬派待望の後期型GT3がジュネーブショーにデビューし、その国際プレス試乗会が4月にドイツで開かれたのである。
しかもこのニューGT3、ちょっとミステリアスな部分が残されたクルマだった。エンジンが997前期型の3.6リッターから3.8リッターに拡大されるという話は事前から流れていたが、ではその3.8リッターユニットがどんなエンジンなのかということが、実際にクルマに触れるまで明確になっていなかったのである。つまり、従来型と同じく空冷エンジンと同様のクランクケース構造を持つ「GT1クランクケース」タイプの水冷フラット6を用いるか、敢えてカレラ用3.6リッターとボア・ストロークまで変えた新しいカレラS用3.8リッター直噴ユニットをベースにした新エンジンを使うのか、ということだ。
その真相は、ポルシェの本拠がある南ドイツ、シュトゥットガルトから南西に1時間ほど走ったカントリーサイドをベースにした試乗会の会場でプレスリリースを手渡された時点で明らかになった。997後期型GT3のエンジンは102.7×76.4mmのボア・ストロークにより3797ccの排気量を持つとある。ということは100.0×76.4mm=3600ccという997前期型GT3ユニットのボアアップ版、すなわちGT1クランクケースを持つレーシングユニット直系のエンジンが新型にも搭載されていることを意味していた。そこから絞り出されるパワーは435ps/7600rpmで、3.6リッターの20ps増し。トルクももちろん増強されて430Nm/6250rpmという数値が公表された。しかもレブリミットは8500rpmと、排気量が拡大されたにもかかわらず3.6リッターより100prm高くなっているのが凄い。
吸気側だけでなく排気側にも採用された無段階調節式バリオカム、それに開閉式フラップを備える新しいエグゾーストシステムなども、新エンジンの性能向上に貢献している。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
FIA、F1の予算制限の規定を見直し。産休手当やチームスタッフの福利厚生を制限から除外へ
運転中に雨で前が見えづらいです。 「フロントガラスの手入れ」はしたほうが良いのでしょうか? 自分でやるコツはあるのでしょうか?
ベクトリクスが新型『I-Cargo』を初公開予定…BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2024
EV小型トラック用タイヤにスポーツカー向け以上のこだわりが…エコ性能が高まれば、送料だって安くなる!?【Key’s note】
「カワサキコーヒーブレイクミーティング in とっとり花回廊」は6月23日開催!事前エントリーで「Kawaガチャ!」を狙おう
次世代“小型軽量”F1マシン登場の2026年シーズン、最低重量をクリアするチームはゼロ? ウイリアムズ代表が予想
【首都高情報】首都高速が2024年6月の渋滞予想カレンダーを発表。渋滞は少ないがPAの閉鎖に注意!
中上貴晶、追い上げる展開のスプリントで16位「リヤのグリップに苦戦」/第7戦イタリアGP
70年の歴史上初の電動化&全輪駆動!「シボレー・コルベットE-Ray」、歴代最速の加速性能を引っ提げて登場!
「スズキモーターサイクルコレクション2024」6月は高松、仙台で開催!『ハヤブサ』も間近に
スコット・ディクソン、コーション8回の荒れたレースを制して通算58勝目。プルシェール初のトップ10|インディカー:デトロイト
「長く待ちすぎると手遅れになる」周冠宇、2025年に向けあらゆる選択肢を注視。ザウバー/アウディとも話し合い
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円