2022年に発売されるワーゲンバスの近未来版I.D. BUZZに試乗した
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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私は幸運な事にペブルビーチでこのI.D. BUZZを運転することができた。新しいEV用プラットフォームMEBをベースにしたこの未来バスのサイズは全長×全幅×全高がそれぞれ約4.95m×1.98m×1.96m、ホイルベース約3.30mで、タイアが四隅にレイアウトされているのでキャビンが非常に広い。さらにこのI.D. BUZZは自動運転機能も搭載可能になっており、レベル4で運転中はステアリングホイールがダッシュボードに沈み込む。
前後にそれぞれ204馬力の電気モーターをレイアウトし、2基のシステム出力は375psで、4輪を介して時速60マイルまで5秒で加速する。また111kWhのエネルギー容量を持つ電池は最良運転状態で600kmの航続距離を約束している。
グリップや開閉ボタンの無いドアはジェスチャー・コントロールで開き、運転席に乗り込むと非常にルーミーなキャビンが広がっている。操作系も全くシンプルで、スタートさせるには台形のステアリングパッドにあるPRNDのスイッチにタッチすれば準備完了である。その時点ではもちろん何の音も出ない。ドライブ・ペダルを慎重に踏み込むが、それでもEV独特の力強い加速でスタートする。
まだ不完全な、それも世界に1台しか存在しないプロトタイプなので、およそ60km/h程度で17マイル・ドライブ(ペブルビーチの観光道路)をクルーズする。すべての運転情報はヘッドアップ・ディスプレイとしてウィンドシールドに投影される。
17マイル・ドライブは観光有料道路だが、はっきり言って路面はカリフォルニア州の一般道路のように悪い。けれどもこれほどの巨大なキャビンの割にはボディが頑丈で、わなわなと震えること無くしっかりとした剛性が感じられる。ショー向けの大径扁平タイアがバタバタするのが気になるが、ショックは大きくない。聞けばフロア両脇から10cmほどのところにフレームを追加していると言う。
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