新型ダッジJCが証明 アメ車のYes,we can!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
正直、今のダッジに何ができんの? と多少引き気味で臨んだJC試乗会。だが、行けば行ったで「結構、面白いのが出てきたなぁ」と思った。これはこれで光るものあり!…なんというか、外人パブで侮れない好みの美女に出会っちゃったような感じである。こう書くと間違いなく怒られると思うけど(笑)。ところでこの時期、なんで新車を出してんの? という厳しい意見を言っている人がいたが、ワタシの見解では全くの逆。今だからこそ元祖ビッグスリーは新車、それもチャレンジングなモデルを出すべきなのである。それこそが生命線だ。しかもJCは結果的に“今だからこそ出すべき”モデルでもあった。意外なほど日本市場のツボにハマっているのである。
JCは言わばダッジが07年(ヨーロッパでは06年)から展開している世界戦略車のひとつで、ハッチバックのキャリバー、セダンのアベンジャー、SUVのナイトロ、マッスルカーのチャージャーに続く5台目だ。なぜ発表時期が遅れたかについて正式なアナウンスはないけれど、基本的にはヨーロッパ市場狙いなので最後になったということだろう。というのもJCの売りはズバリ3列シートの7人乗り。広報曰く「SUV+ミニバン+乗用車÷3」の“トリプルクロスオーバー車”ということだが、なんのことはない。要はダッジ初のミニバン、私に言わせれば“ダッジ製オデッセイ”だ。
ベースはアベンジャーで走りは確かに乗用車ライクだが、そんなことは国産車を考えれば当たり前。ボディサイズにしろ全長4895mm×全幅1880mm×全高1720mmと完全にひと回り大きく、SUV的ではあるが、だからといって駆動方式はFFのみで特に悪路走破性に優れているわけではない。“トリプルクロス”と言うことで、ライバルとの違いを強調したかったのだろうが、かえって存在が分かりにくくなった気がする。やはり基本は“ヤンキーオデッセイ”。そして3列シートだからこそ、ヨーロッパをメインターゲットとする新世代ダッジとしては開発が後回しになったのであろう。
ちなみにJCという車名は開発コードネームで、本来「ジャーニー」という呼称だったが、日本では他社が商標を取ってるがゆえ使えなかったとのこと。個人的にはロックバンドの「Journey」と一緒に来て欲しかったところだが(笑)。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ニュルの頭文字を掲げる電気自動車【ヒョンデ Nブランド】
自由に闊歩するロバたちはゴールドラッシュの名残り!? オートマンは街まるごとテーマパークのような観光スポットです【ルート66旅_49】
ジャガー、してやったり! 完璧チームプレイで他チーム翻弄ワンツーフィニッシュ|フォーミュラE第8戦モナコ
ボルボの雪上テスト現場へ潜入! EX30でエルク避けを体験 ソフト開発での重要性も増す
MotoGPスペインGPスプリント|マルク・マルケス、転倒で勝利幻に……荒れた展開生き残りマルティンが制す
なんちゃってセレブが「オートモビルカウンシル 2024」に潜入。インパクト大賞は「ランボルギーニ」顔のソファです
複数年契約を結んだヒュルケンベルグはアウディF1の一員に「ドイツ製PUを搭載し自動車ブランドを代表するのは光栄なこと」
フェラーリの『499P』理解度は約8割。「残り20%をうまくコントロールする必要がある」
6MT搭載! 新型「“FR”クーペ」公開! 830馬力超えV8搭載の「最強モデル」! 60年で“最も楽しい”「スーパースネーク」米に爆誕
レッドブルF1の技術責任者、退団か 「圧勝」支えたエイドリアン・ニューウェイ氏、チーム内騒動で不満?
ニコ・ヒュルケンベルグ、今シーズン限りでハースF1を離脱。2025年にザウバーへ移籍
ランボルギーニがレースを目指す理由とは? 最高技術責任者とドライバーが語る「スピードを超えた情熱」の先にある「ランボ体験」の創造を知ろう
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった