ホンダN-VANはアイデア満載の意欲作。Nシリーズ次のターゲットは軽SUVか!?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
次に短時間のみ試乗の機会を得たのが、ベーシックなL(FWD)の6MT仕様。N-VANはS660のMTを流用したため(軽自動車用のMTが他に存在しない)、5MTではなく6MTが備わるのだ。シフトレバーが短く、レバーのストローク(移動量)も短い。それでいて操作感はけっこう手応えがあり、操作しがいのあるMTだ。最高出力53ps、最大トルク6.5kgmという限られたパワーを、積極的にギアチェンジを繰り返すことでカバーするのは純粋に楽しい作業だった。MTは各グレードのNAエンジン車にしか設定されない。ターボエンジンのN-VANをMTで操ってみたいと思わないでもない。
最後に試乗したのはターボの+スタイルファン(FWD)。ガーデングリーン・メタリックという淡い緑のボディカラーをひと目見て気に入った(※写真50枚目に掲載)。カーナビなしで166万8600円(テスト車は170万7480円)と軽商用車とは思えないほど高価格だが、さすがはターボ、余裕がある。アクセルを深く踏み込まなくてもほとんどの走行シーンをカバーすることができた。高速道路を多用する人はターボ車を選ぶべし。JC08モード燃費は23.6km/LとNAと0.2km/Lしか違わない。
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