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スペーシア&ジムニーがスズキの好調をけん引【マーケット概況・9月】

N-BOXが2年連続で上期のトップへ

9月の乗用車ランキングは、需要の減少を見越して仕様の見直しや特別仕様車の設定など、販売のテコ入れを行なったモデルが順位を上げてきた。首位は「ホンダ N-BOX」。2万台を超える販売台数で2位以下を大きく引き離し、強さを持続している。

2位は前月の4位から順位を上げてきた「日産デイズ」。これに「スズキ スペーシア」が続いた。4位は登録車では最上位となる「日産ノート」。ノートは電動駆動車「e-POWER」の発売からまもなく2年となるが、販売は好調で、9月にはスポーツタイプの新グレード「e-POWER NISMO S」を追加、さらなる顧客拡大を図る構えだ。5位は「ダイハツ タント」、6位には「ダイハツ ムーヴ」が入った。

9月の気になった動きとしては、「ホンダN-WGN」が17位につけ、久々のトップ20入りを果たした。7月に特別仕様車を発表したことに加え、N-VANの発売でディーラーの集客が増したことも販売増の要因とみられる。なおN-VANは商用車扱いだが、9月の販売台数は4029台と人気を博している。また7月に特別仕様車を設定した「スズキ ハスラー」も久々にトップ20入りを果たした。

なお6月に「カローラスポーツ」を追加した「カローラ」シリーズは、12位と前月から順位を4つ下げたものの、合計で8732台とまずまずの好調を維持している。また新型「クラウン」も6063台とセダンとしてはかなりの人気ぶりだが、トップ20からは姿を消している。

2018年度上期の販売台数では、N-BOXが11万7100台に達し、堂々1位に輝いた。N-BOXが上期に首位に立つのは2年連続。2位はスペーシアが獲得した。3位はノートで、登録車で唯一、上位に食い込んだ。4位は「ダイハツ タント」、5位は「日産デイズ」の順で、軽トールワゴンの好調ぶりが浮き彫りとなった。

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