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フリード試乗、コンパクトミニバンに欠けていたもの

不満のない“ツボ”を抑えた作りだが…

試乗した時にも感じたものであり、今まさに原稿を書きながらも思うことだが、フリードを端的に表すのであれば、無難なクルマという表現が強く思い浮かぶ。これは悪い意味ではなく、日常の足として使っていて、大きな不満の出てこない“ツボ”を抑えたクルマだということ。もちろん、それには造り手の意図通り5・7・8人乗り仕様の中から、的確に自身のライフスタイルに合ったものを選ぶことが前提での話。その上で、強くお勧めできる一台としてお伝えしておこう。

だが、最後に一言だけ付け加えておきたい。使い勝手も良く便利であり、乗っていてストレスを感じることはなく、日常の足として使うには文句の付けどころがないほど完成度が高い。編集部からどうでしたか? と聞かれても「いいクルマだよ!」と迷わず答える。だがその声は微妙に小声になる。それは、触れてみて試乗してみて、どこか無機質な感じがしてならないからだ。

それはまさに家電製品の一つにクルマが捕らえられそうな感じと言えば良いだろうか。的確かつ無難に日常の生活を便利に支えてくれる道具の一つになっている感じ。例えるなら「アクセルを踏むとクルマは“走る”」というありきたりの表現が使えず、「アクセルを踏むとクルマは”進む”」と表現したくなるのだ。

もちろんスポーツカーが持つような運転する楽しさを強く求めているわけではない。そしてこのような感覚は、フリードだけでなく以前から多くのコンパクトカーに感じていた。だからこそここで語るものではないとも言える。だが家電製品とは違いクルマだからこそ得られる感覚の部分が少なくなっているとも感じており、このままでは将来EV車が主流になると、完全にクルマは家電製品化する危惧もある。だからこそ、あえてフリードのレポートで書かせて頂いた。

逆を言えば、今まで感じていながらも書けなかった内容にまで触れられるほど、フリードの性能は充実しており完成度が高いことを、改めて強くお伝えしておこう。

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