新型シャラン海外試乗 黒船レベルの衝撃!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
ご存知の方も多いが、日本はかなり特殊なクルマ・カルチャーの国で、最近では「ガラパゴス」と言われるほどその特異性を増してきている。その代表例は軽自動車だが、もうひとつがミニバンで、中でも完全3ナンバーのゴージャス系は凄い。
全長はもはや5mに届かんばかりの勢いで、3列目も広く、居住性を表すホイールベースは最新エルグランドでは遂に3mに達した。その上、飛行機のビジネスクラス顔負けのシートは選べるわ、左右ドア&リアハッチは当たり前のように電動開閉式だわ、エンジン300ps近い滑らかな3.5リッターV6・DOHCだわと、ある意味日本人の考える“クルマの贅沢”の粋が集められている。それはまさに走る応接間であり、イメージはクルマというより、飛行機や豪華客船に近い。そもそも「ミニバン」は、アメリカのフルサイズのバンを“ミニ”にしたものだが、語源とは全く別の進化を遂げているのだ。
ところがそんな我らがガラパゴスな小国に、久々“黒船ミニバン”とも言うべきものが入ってくることになった。先日ドイツで発表されたばかりの『VW シャラン』。来年上陸の予定だ。
これはまさに欧風カレーならぬ、欧風ミニバンというべきモノで、独特の進化を遂げている。初代は1995年に登場、日本でも97年から約3年間発売され、2000年に2代目が登場しているが事実上のマイナーチェンジで、実質15年ぶりのオールニュー。累計販売が60万台オーバーの成功モデルで、末期でもドイツ市場でクラス2位の年1万台前後を販売していたというから、驚異のロングセラーということになる。
つまり日本でブームとなったミニバンとは違い、長く細く売られる“100リッターの寸胴ナベ”というか“ダッジオーブン”みたいなツウな実用商品なのだ。実際ドイツでもアウトバーンでたまに見かけ、ガレージセールのような場所には必ず出没する。みんなが欲しがらないが、一部マニアや大家族ユーザーが必ず欲しくなるモノなのだ。
そしてドイツ物だから当然手抜きはなく、15年間も熟考されてるので2代目はハマる人にはメチャクチャハマる出来映え。果たしてこの黒船はどれくらい日本のミニバン界に衝撃を与えるのか? 早速チェックしてきたのでご紹介しよう。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
群馬の朝は早い! 3時発東京行き「超早朝バス」日本中央バスが運行へ その使い道は?
EVのリチウムイオン電池は「温度管理」が大切だった! 走行性能だけじゃなく充電性能に劣化度合いまで温度で大きく変わる!!
話題のマツダ『EZ-6』、詳細スペックを公開! 後輪駆動でBEVは600kmの航続距離に
内外装とグレード見直し 2代目ホンダ・ヴェゼルがマイチェン アクセントカラーや新色採用も
「トンネルできると便利」京都・新名神への新ルート! 長さ3km鷲峰山トンネルに待望の声 犬打峠の府道バイパス2024年度開通
フェラーリのカリスマ、ルカ・ディ・モンテゼーモロが成し遂げたこと 【第3回】マラネッロの改革
【MotoGP】最も簡単なところで転倒してしまった……マルク・マルケス、ドゥカティでの初Vを逃すもポジティブ姿勢「勝利に近づいている」
センチュリーにロールスロイス……2000万円超えは当たり前の日本で買える高級車!! 超高級車はどうやって進化していく?
GRスターレット爆誕! 既に開発はスタートか!? 1トン切りに280万円ってアツすぎる!!
【平嶋夏海】さんとインカム通話体験ができる!「MIDLAND応援キャラバン」が始まった
なぜ車の「サンルーフ」減った? 昔は「あこがれの装備」なのに… 装着するとデメリットも? 近年は「ガラスルーフ」が増加に
【写真蔵】ホンダの新グローバルEV「0(ゼロ)シリーズ」、2つのコンセプトモデルを公開
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!