はじめに XT6とは
(画像は北米仕様のものを含みます)
米国で高まり続ける大型SUV人気を受け、高級車ブランドのキャデラックが、新型車「キャデラックXT6」の日本導入を発表した。
ゼネラルモーターズ・ジャパンが日本市場に送り出すのは、実用性と最新のデザイン・安全装備を備えた6人乗り新型クロスオーバーSUV「キャデラックXT6プラチナム」。発売日は2020年1月1日となっている。
7人乗りのフラッグシップSUV「エスカレード」と、5人乗りのミドルサイズSUV「XT5」の中間に位置するXT6。
最大の強みであるインテリアスペースは、2列目キャプテンシートの間を通って、3列目シートに乗り込むことができるというクラストップの室内空間を実現した。
最新の安全技術、最新のデザイン、ラグジュアリーな装備、そしてパワフルな3.6L V6エンジン。キャデラックにしか作ることができないアメリカンSUVの新型について、詳しく見ていこう。
キャデラックXT6 外観
キャデラックXT6が示すのは、ブランドの新たなSUVデザインの方向性だ。
スリムなLEDヘッドランプ、縦基調のランニングランプ、空力特性に優れたプロポーションを組み合わせることで、エレガントでありながらも存在感は十分。昼夜を問わず遠くから見ても、一目でキャデラックと分かるスタイリングを手に入れた。
個性的とも言えるフロントフェイスは、目元にインテリジェント・マトリックスLEDヘッドランプを標準で装備。対向車を直接照らすことなく、常に最適な夜間の視界を確保する。
ロア・グリル、サイドミラー、リアスポイラーは、理想的な空力・冷却機能・視覚の確保を実現すべくデザインが施された。「XT6」のロゴをあしらったサイドモールディングやイルミネーティング・ドアハンドルは、他のどんなブランドとも異なるゴージャスな佇まいを演出している。
日本仕様のボディサイズは、全長×全幅×全高が5060×1960×1775mmだ。
キャデラックXT6 内装
キャデラックXT6のインテリアは、クラスでトップレベルの室内空間を有するのが最大の特徴だ。
2列目、3列目のレッグスペースとヘッドクリアランスは、いかにもアメリカ生まれのクルマらしく、スペースには十分なゆとりがある。6人の乗員全員が快適でゆったりとしたドライブを楽しめることが、XT6の価値なのである。
2列目は電動可倒式のキャプテンシート。3列目は、荷物を積載するときのユーティリティを考慮し、電動可倒+倒立式のシートに。ラグジュアリーSUVといえども、利便性に妥協はない。
もちろん、トリム、ルーフライナーのスウェード材、セミアニリン仕上げの本革シート、こだわりのクラフトマンシップが生んだウッド装飾など、乗員が目にする素材は上質なものばかり。
また、各シートの温度を最適化するトライゾーン空調システムには、イオン発生機も装備。シートヒーターは1&2列目に、ベンチレーションは1列目シートに、さらに、ウルトラビュー・パノラマサンルーフ、クラストップの静粛性を追求したアクティブ・ノイズ・キャンセレーション技術など、多彩な装備を搭載している。
キャデラックXT6 パワートレイン
XT6に搭載されるエンジンは、CT6にも使用される「LGX」3.6L V6ユニット。アルミ合金製の自然吸気エンジンだ。
・最高出力:314ps/6700rpm
・最大トルク:37.5kg-m/5000rpm
これに組み合わされるトランスミッションは、伝達効率向上のために新設計された9速オートマティック。
直線的な操作が特徴の次世代電子シフターの採用により、従来の8速オートマティックに比べて、気付かないほどスムーズなシフトアップを実現する。
V6のパワーが必要ない場合は、アクティブ・フューエルマネージメントにより4気筒モードに。燃費性能の向上が期待される。また、ドライビングシーンに応じて選択できるドライブモードを用意した。
なお日本仕様は、滑りやすい路面でも安定した走りを実現するインテリジェントAWD(四輪駆動)モデルとなっている。
キャデラックXT6 装備
キャデラックXT6の先進安全機能については、レーダー、カメラ、センサーを用いた最新のテクノロジーを採用。
アダプティブ・クルーズコントロール、サイド・ブラインドゾーン・アラート、リアカメラミラー、歩行者対応リアブレーキなど20種類以上の最新安全装備を搭載する。
オーディオは、キャデラック初となるBOSEのシステム。BOSEパフォーマンス・シリーズ・サウンド・システムというもので、特別チューニングされた14個のスピーカーが、キャビン全体に豊かな音場をもたらす。
レスポンスが向上したインフォテイメントは、GM日本法人がゼンリンデータコム社と共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」と組み合わせることで、GPSで測位できないトンネルなどでも自律航法を行うことができる。
また、「アップルカープレイ」「アンドロイドオート」がすぐに繋がるだけでなく、NFC対応のスマートフォンをかざすだけで、従来のペアリング動作をせずにBluetooth接続が可能となっている。
ロータリーコントロールのみならず上下左右のコントロールを追加し、ユーザビリティを向上したジョグ+ロータリーコントローラーも嬉しい装備だ。
キャデラックXT6 価格/スペック
日本導入されるキャデラックXT6は、「XT6プラチナム」というワングレード。発売日は2020年1月1日で、日本価格は税込み870万円となっている。
価格:870万円
全長×全幅×全高:5060×1960×1775mm
エンジン:3649cc V型6気筒
トランスミッション:9速オートマティック
最高出力:314ps/6700rpm
最大トルク:37.5kg-m/5000rpm
駆動形式:四輪駆動
車両重量:2110kg
乗車定員:6名
ハンドル位置:左
限定車 ナイトクルーズ・エディション
キャデラックXT6の日本市場導入を記念した特別限定仕様車「ナイトクルーズ・エディション(NIGHT CRUISE EDITION)」も、2020年1月1日から販売開始される。
外装色には、シックなグレー、日本未設定色のサテンスティールメタリックを採用。内装色には、引き締まったイメージを演出するジェットブラックに、ブロンズカーボンのアクセントを施した。
また、熱感応式赤外線センサーにより、前方のヒトや動物を認識。ドライバーへ注意を促すセーフティ機能「ナイトビジョン」を特別装備している。
ナイトクルーズ・エディションの日本販売台数は30台。価格は910万円だ。
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