毎年1台 ニューモデル投入中
11月20日、アストン マーティンは同社初のSUVとなる「DBX」を北京で発表。翌21日にアストン マーティン・ジャパンも東京でDBXの実車を公開する。
【画像】アストン マーティンDBX ライバルと比較 全109枚
DBXは、アストン マーティン社の「セカンドセンチュリー・プラン」の1台だ。
1913年に設立された同社は、現在第2世紀(セカンドセンチュリー)に入っている。このプランでは、まずスポーツカー用、SUV用、大型用(ラージ)の3種のプラットフォームを用意して、2016年にはDB11、17年にヴァンテージ、18年にヴァンキッシュ、そして19年にDBXと、毎年1台ニューモデルを発表。
このあとも20年にはミドエンジンスポーツ(フェラーリF8トリブートの対抗モデル)、21年にはラゴンダ1(仮称:ラージプラットフォームモデル)、22年にはラゴンダ2(同)を発表する予定。それぞれのモデルのライフサイクルは7年で、これを繰り返すという。つまり、2023年にはDB11の後継(DB12?)が登場することになる。
プレミアムSUV続々 フェラーリも続く?
世界的なSUVブームはポルシェ・カイエンの登場以来プレミアムブランドにまで波及し、今までSUVには見向きもしなかったジャガー(Fペイスなど)、マセラティ(レヴァンテ)、ランボルギーニ(ウルス)、ベントレー(ベンテイガ)、そしてロールス・ロイス(カリナン)などが、続々とプレミアムSUVが世に送り出した。
もはや、SUVをつくっていないプレミアムブランドはアストン マーティンとフェラーリだけ、と言われるほどだったが、そんなアストン マーティンも以前から一部がティーザー公開されていたSUVのDBXをついに発表。残るフェラーリも、SUVを開発しているという噂は絶えない。
DBXのスタイリングだが、スポーツカーしかつくっていないアストン マーティンらしい、いわゆるクーペSUVとなった。
Aピラー上を頂点にロングルーフのラインはゆるやかに下降していく。サイドウインドウのグラフィックは、最新のアストン マーティンに共通するイメージでまとめられている。
長円形のヘッドライトと凸字型のグリルで形成されるフロントマスクは、まごうことなくアストン マーティン車だ。LEDの細いリアコンビネーションランプは、2017年に発表されたヴァンテージをも彷彿とさせる。
設計、リアシートにも重点 SUVらしく
インテリアでは、広々としたスペース感や豪華さを強調したダッシュボードが目をひく。中央には大型TFTディスプレイが設置されている。
センターコンソールはブリッジタイプを採用し、その下にはハンドバッグや1.5Lサイズのペットボトルも収納できる。
SUVという性格ゆえ、DBXは今までのアストン マーティン車よりはリアシートに重点をおいて設計された。スタジアムシートと呼ばれるアレンジのリアシートは適度な包まれ感がある。
ルーフ全長におよぶパノラマガラス・サンルーフと広々としたサイドウインドウにより、室内は開放感にあふれている。リアシートのニー&レッグスペースは、ライバルのSUVをしのぐ広さが確保されている。
メルセデスAMGのエンジンを独自チューン
エンジンは、ヴァンテージやDB11にも搭載されているものと基本的に同じ、4.0LのV8ツインターボだ。
このエンジンは提携関係にあるメルセデスAMGから供給されたAMG GT用のものを独自にチューンしている。
最高出力は550ps、最大トルクは71.4kg-mを発生し、このパワースペックはヴァンテージの510ps/69.9kg-mよりもアップされている。DBXの最高速度は時速180マイル(約290km/h)を上回る。
SUVならではの実用性と快適性を提供しながら、スポーツカーと同等レベルのパフォーマンスを実現したアストン マーティンDBX。日本での車両価格は、2299万5000円とされている。
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